3/13 水曜日

昨日スマホを見すぎた疲れが抜け切っていない。精神的にも(特に何があるわけでもないのに)疲れている感じがする。スクリーンを見すぎるのはよくない。対策を考えていたところ、バイトが暇すぎる日は低俗な週刊誌を買って行けばいいのだと思いついた。どうせYahooNewsを眺めているのだから、質としては同じレベルだ。有名人を殺さないような低俗な雑誌を探そうと思う。そういう雑誌って、ひょっとすると、最高のエンターテインメントなのかもしれない。低俗であることを狙っているようにさえ見えるその身振りは、隅から隅まで冗談だ。社会的意義なんてちっとも目指していないというそのスタンスにこそ、真の社会的意義があるように思える。まぁ、とはいえ、水着のグラビアアイドルやAV女優のヌードが大きくフィーチャーされているような雑誌は(さすがに)バイト先には持ち込めないけれど。

午前中はだらだらして、昼前に虫歯治療。なかなか深かったようで、ちょっとしみる。この3月で口内の状況を一通り整えることにしている。もう少し。

お昼はスーパーで買ってきたカツ丼を食べながら、ドラマ『さよならマエストロ』を見る。テレビはPCやスマホほど目が疲れない。スクリーンと目の距離が離れているからだろうか。なんのストレスもなくドラマを楽しむ。第8話、高校生がバイオリンを弾くシーンでウルッとくる。親に反対されながらも猛練習して腕を上げ、熱意を見せるシーン。幸いなことに、僕はやりたいことを今まで反対されたことがない。いつも、何事に関しても、「やりたければ勝手にやれば?」と両親に言われて育った。小学生の頃に「テニスを本気でやりたい」と言った時には、遠回しに「協力できない」と言われた記憶がある。僕の両親のスタンスは明確だ。「やりたければ勝手にやれば?」——僕のできることを、自分でできる範囲でならやれるし、自分でできる範囲でしかやれないような環境だ。とりあえずは「恵まれている」と思っている。

暇すぎる。本来は溜まったJALマイルを一人旅で消化するために空けてあった三連休なのだが、一人旅の計画が面倒になってやめた。別に一人でやりたいことなんてない。修論やら入試やらで自分自身と徹底的に向き合った先の休暇が、また自分を見つめる旅だなんて、馬鹿げている。何にも休まらない。暇すぎる、とJに伝えると、ライブに行こうと誘ってくれた。しかしどうやら満席のようで断念。ところが、ライブ直前になって席を確保できたとの知らせを受ける。残念。間に合わない。こういうとき、実家を離れて都内に住んでいればフッ軽で動けたのだろうと無念に思う。だが、いまの収入状況で実家を出たら、ライブなんて行く余裕はないだろう。今年は少しずつ商売をやっていく。

ライブに行けない気晴らしにビートを作る。現代人にマイクを譲ってもらったおかげで、ギターのレコーディングができる。それにドラムとシンセを乗せて作る。DAW内のサンプラーの使い方を工夫すると、独特の質感を出せることがわかった。色々なエフェクトを試してみている。ビートのループはできたが、ミキシングまでは辿り着けず。1日で完成させるという目標は叶わなかった。

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