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日記(2022/08/12-16)

12日金曜。ブライアン・イーノ展。

13日土曜。河原町。しろたんショップ行ったり古着屋回ったり喫茶店二件行ったり。六曜社、ガボール。お盆ゆえなのか空いていてゆったり。

14日日曜。地元のブックオフ。講談社文芸文庫が結構100円落ちしていたので気になったやつ拾った。庄野潤三『星に願いを』『鳥の水浴び』『庭の山の木』、円地文子『傷ある翼』の四冊。あとはちくま日本文学『尾崎翠』、北杜夫『楡家の人びと』第一部、第二部。夜、焼肉。予約時間が来るまで出来るだけ腹空かせるためになのか駐車場で走り回ってる中年男性がいて怖かった。磯崎憲一郎『鳥獣戯画/我が人生最悪のとき』読み終わる。古井由吉『仮往生伝試文』読み始める。

15日月曜。ブックオフ。長塚節『土』買う。京都みなみ会館エリック・ロメール四季連作特集。秋冬二本を再見。『恋の秋』。画面がえっろい。ロメールの画面に漂う健康的なエロスが多分四季連作のなかで一番漂っているのが秋篇かもしれない。人間ではない。草木が、陽光が、風が、色気を放っている。ジョン・フォードの映画における自然にも同様の色気がある。冒頭のぶどう畑紹介する場面で適切なタイミングで挟まれる植物のクロースアップとかも何かエロいのは何でなのか。ここは被写体というよりもその画面を挿入するタイミングに色気がある。 
続いて『冬物語』。冒頭でわりと露骨な場面があったりするが、それは単にエロいものが写っているに過ぎないので映画の色気ではない、田舎ロケメインの秋篇などに比べると画面の色気度合は薄まる。ロメール映画の頻出主題「偶然」を、いかなる宗教にも依らない信仰によって「必然」に変えようとする主人公。ラストシーンを見ているとその偶然があまりにも出来すぎていてファンタジーにも思えるのだが、それでもリアリティを感じるのは、他ならぬそれが「あまりにも出来すぎているがゆえに」なのだろう。
帰り道、イオンモールのゲームセンターでちょっと遊んで意外と盛り上がる。

16日火曜。下鴨神社古本まつり。一通り見たがあまり芳しくない。最終日だからシケてるのか。87年のユリイカプルースト特集号が400円、買う。『ジャン・ルノワール自伝』とかあって気になったけどルノワール言うほど見てないから買う資格ない気がした。


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