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【音楽雑記】#37 シャーデー「Smooth Operator」など、洒落た音楽がイギリスから聴こえてきた。(1984年③)

1984年もイギリスアーティストの勢いが続いていた。デュラン・デュランなどニューウェーブ系。ポリスの「見つめていたい」に加え、フィル・コリンズの「見つめて欲しい」も大ヒットしていた。
そんなイギリスから異色なヒット曲が出てきた。

シャーデー「Smooth Operator」

シャーデー(SADE)がデビューし「スムース・オペレーター(Smooth Operator)」をリリースしたのが1984年だ。テレビでミュージックビデオで初めてこの曲を知った。

何やらエキゾチックな女性が気怠くスモーキーな声で妖艶に歌う曲に引き込まれた。
レトロ感あるこういったテイストの曲にはまだ耳馴染みが無なかったが、この曲をきっかけにスムーズジャズやラテンリズムに関心が向かうようになった。

時代がバブルに向かう中、ハイセンス感あるシャーデーの音楽が時代にマッチしたのかもしれない。

マット・ビアンコ「Half A Minute」

マット・ビアンコ(Matt Bianco)のファーストアルバム「Whose Side Are You On」もこの年のリリース。
こちらもイギリスのバンドでラテン要素を取り入れた曲調が心地よかった。
Youtubeに「Half A Minute」のMVが上がっていた。

ちなみに、ボーカルのバーシア(BASIA)はポーランド出身のこちらもエキゾチックな歌姫だ。1986年にソロデビュー、日本でも大人気になった。(1990年に今はなき東京ベイNKホールにライブを観に行った。)

エヴリシング・バット・ザ・ガール「Each and Every One」

Everything But the Girlのアルバム「Eden」もリリースされた。

その後も90年代にかけてイギリスからは、R&B、ジャズ、ラテンの要素を取り入れた少しレトロ感あるポップスを演るアーティストがどんどん登場してきた。
ワークシャイ、スウィング・アウト・シスター。。

こういった、おしゃれな音楽は、やがて開局するJ-WAVEなどのおしゃれFMや渋谷の大型輸入CDショップでもプッシュされ、さらに人気になっていった。

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