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茶文化と茶器と

「看淡」「随縁」
「忍耐」「収斂」


中国茶道って
「飲茶」という言葉に
集約されます。

その中ではお茶飲むことから
思考や理論までもあったりします。

上の4つの考え方も
その中の一つで

・物事に強く執着しない
・縁を大切に感謝する
・ときには忍耐を
・ときには謙遜を

というような意味です。


お茶を味わうことや
お茶器を愛でる
ことを大切にします。

その時間や空間を
楽しむことに
集中します。

お茶を飲む習慣は

数千年の
長い歴史を経て
続いてきています。


中国茶が盛んだのは
唐の時代までさかのぼるのです。

人々は長い生活の中
お茶は健康に良い
だけではなく

身を修め性を養う
こともできると
徐々にきづくよう
になったのです。

唐代には茶を飲むことが
重視され

茶の理論ができていた

その後も発展が続いたのです。


それは、
アジアのひとの共通の
特有な心情や
文化になっていたのです。

だから
お茶に惹かれずに
いられないのです。


その中で、茶器も
重要な要素のひとつです。


例えば
紫砂壺という
中国茶の茶器は
歴史が1000年になります。

そして
いまだに使われてきています。

紫砂壺で中国茶を
煎れることは
伝統的な煎れ方といえます。

中国江蘇省宜興は
古くは荊渓、陽羨と呼ばれていました。

太湖西岸に位置しています。

陶器を焼く長い歴史を
持っています。

宜興特有の澄泥陶は
紫紺色をし、

その製品は「紫砂器」と言い、
通常は「紫砂」と略されます。

千年来、紫砂は誕生、
発展、
明代末期に成熟し、

その後も
長い間衰えることが
なかったのです。

その造形は
完全な手作業により

叩きながら
継ぎ合わせる技法を採用して
製作されたものです。

こうした成形工芸は
世界各地の陶器成形方法と
異なっています。

宜興の歴代職人が
紫砂泥原料の特殊な分子構造
と様々な造形要求に基づき、
編み出したものだそうです。

宜興紫砂壺の造形は
千変万化しました。

茶をたしなむ名士で
宜興紫砂壺の所有を光栄に
思わない者はなかったと言います。


このような
お茶器はまさに
一生ものの茶器になります。

いくら見ても見飽きず
お茶を煎れるほど
きれいになるのです。

お水も美味しくなるので、
このお茶器で煎れる

中国茶は
美味しく感じますね。

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