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ドクターメイト創立記念日!~ドクターメイト Advent Calendar 2023~

ドクターメイト法務の川﨑です。
ドクターメイトの創立記念日である12月8日の投稿担当になったので、ドクターメイト設立の話(わちゃわちゃ感)について書こうと思います。

そもそも、スタートアップ支援に携わったことのない、ふつーの弁護士がなぜ、医療系スタートアップのドクターメイトに関わることになったのか。今思い返しても不思議な気がします。


創業時のお話はこちらにもあるので、是非!

出会い

私が代表の青柳さんと会ったのは「ドクターメイト」という会社組織すらない状態のときでした。「チャットツールを使って介護の現場に医師からアドバイスできる仕組みをつくろうとしている医師がいる。」「その医師を川﨑に紹介したい。」と知り合いの弁護士(F弁護士)から言われたのがきっかけです。2017年8月のことでした。

私は、というと、2009年に弁護士登録をしてから、
・破産、民事再生、過払金請求を中心に刑事弁護、離婚など、いわゆる一般民事を一通り経験。
・交通事故賠償(後遺症の立証など)に特化。
という流れを経て、学生のときからやりたかった「医療機関の顧問(法的サービス)に特化」しようとしていたところでした。

青柳さんとのやりとりで、奇しくも同じ海城高校(新宿区にある男子校)出身であることもわかり、一気に親近感をもったのを覚えています。
なお、海城高校ウェブサイトの卒業生を紹介するページに、青柳さんが掲載されていないので、そのうち掲載を求めて圧力をかけるつもりです(笑)

すぐに、私とF弁護士、青柳さんの3人で会食することになりました。
開始から1時間半遅れて、真打ち(青柳さん)が登場(当時青柳さんは大学病院に勤務していたため、手術が終わって駆け付けた状況でした。)。
高校の後輩である青柳さん(ちなみに5学年下なので、在学期間はかぶっていないです。)が介護と医療の関係について熱っぽく語る姿に、素直に衝撃を受けました。青柳さんが語る医療相談のサービスについて「弁護士なのでビジネスのことはよくわかんないけど、絶対に必要なサービスだ!」と興奮して帰った記憶があります。

青柳さんが大学病院の忙しい勤務の中でも、未来を見据えていることに刺激を受けた私は、早速「医療機関向けリーガルサービス」のウェブサイトを作りました。今は事務所のウェブチームがつくっているのですが、URLは変わっておらず、今でもそこからご依頼をいただいています。

後日、青柳さんから事業にメンバーとして参加してほしいと言われ、顧問弁護士ではなく、メンバーとして参加することになります。「ビジネスの何たるか」もわかっていないのに、スタートアップ界隈のこともわかっていないのに、よくまぁ引き受けたものです。そんな私を誘ってくれた青柳さんにはとても感謝しています。

会社の設立

そんなこんなで、医師3名、ITコンサル1名、特養施設長1名、弁護士1名という初期メンバーで、ドクターメイト株式会社を設立しました。
ビジネスのことをちゃんとわかっているのは、ITコンサルタントの永妻さんだけだったので「永妻さんの苦労や心配はどのくらいだったか」と思い返すと、ちょっと愉快な気分になります(意地悪)。
初期メンバーの医師率が高かったため、診療時間をさけようと、当初の定例ウェブミーティングは午前5時開始でした。当直に向かう途中の方や当直室から参加する方もいたりと、今思うとなかなかあり得ない光景でしたね。それでも、介護に対する思いはどんなスタートアップよりも強いと自負していました。

しかし、すぐに「思いだけでビジネスができるわけではない」という当然の事実を突きつけられることになります。

初期の合宿の様子

苦難の営業活動?

介護施設のための「医療相談」というサービスを引っ提げて、ドクターメイトは、営業を開始します。「こんないいサービスは売れなきゃウソだ。」と気合をいれて営業電話をかけた私たちでしたが、まったく引き合いがありません。サービスを肯定的にとらえてくれる施設が大半でしたが、全くといっていいほど契約にならないのです。

その時のエピソードは以下にも書かれているので、あわせて読んでもらえると嬉しいです。

この時の営業について、多くの方から「弁護士なのに営業してたの?!」と驚かれるのですが、私としては「特別なことをしていた」という感覚はありませんでした。だって「サービスを売りたい、広めたい」と思ったら、営業するしかないでしょう(ちなみに、弁護士業は飛び込み営業が禁止されています。(弁護士等の業務広告に関する規程第5条)。)。
当時ドクターメイトに入ってきた介護士の菅沼さんも、看護師の根廻さんもガンガン営業しているのですから、私だけ「営業経験がないのでできません。」なんて言い訳は通用しません。

実際のところ、「つらいと思ったことがない」と言えばウソになりますが、「文化祭的なノリ」で楽しかったという感覚の方が強いです。営業力を強化するためにドクターメイトに入ってくれた宮崎さんに【飛び込み営業のレクチャーを受けて、実際にやってみた】のは、今でもいい経験だと思っています(某メガベンチャーのトップセールスだった宮崎さんのレクチャーなんて、本来だったら結構なお金払わないと受けられませんからね。)。

夜間オンコール、爆誕!

拡販に悩んでいたところ、「夜間オンコール代行」がサービスとして爆誕します。
月1回おこなっていた投資家の皆さんに対する報告会(当時はメンバー全員が参加していました)で、青柳さんが突然「夜間オンコールやります!」と言い出したのがきっかけです。青柳さん以外のメンバーの目が点になっていたので、投資家から「青柳さん以外のみんなも納得しているの?」と言われたものです(笑)。

しかし、やると決めたらスピードが速いのがドクターメイトのいいところ。あっという間にサービスのかたちが作られました(とはいえ、看護師の根廻さん、システムを作り上げた永妻さんは大変だったと思いますが。)。

FAXDMを介護施設に流したら、問い合わせが「お祭り状態」。
あわてて全員で問い合わせに対応しました。私も問い合わせに対応して、すぐさま施設に向かいました。
そこでは、こんなやりとりが。。。

理事長)夜間オンコールの実績はあるんですか?
川﨑)いえ、今月から始めたサービスなので、実績は全くないです。でも、頑張ります!!
理事長)。。。

今にして思えばむちゃくちゃですが、正直にお話ししたことが功を奏したのか、すぐに契約をいただけました。この施設は、今でも契約を継続していただいており、私のちょっとした自慢です。

営業先施設に向かう道中の踏切から撮影。

ドクターメイトとは、なにものなのか?

ようやく、夜間オンコールという主力サービスが立ち上がり、ドクターメイトはさらに、メンバーも増えていきました。
それにともない、経理、法務、営業と「なんでも屋」であった私の役割も、徐々に「法務」とりわけ新規事業や事業提携といった分野にシフトしつつあります。

顧客である施設と触れ合う機会が少なくなるのは、ちょっぴり寂しい気もします。改めて、ドクターメイトは「なにもの」で、私は何ができるのかを考えなければいけないなとも思っています。

この会社が日本の介護を変え、高齢者医療を変え、教育を変え、世界を変えるんだとしたら、そう考えただけでもワクワクします。それに、この会社にはその力があると確信しています。だって、営業無経験の弁護士が勢いだけで契約してもらえるような魅力的なサービスを作れる会社ですよ?

シリーズAで出資をしてくれたVC(ベンチャーキャピタル)から、こんなことを聞かれました。
「川﨑さんは何者ですか?」
従業員名簿にも名前がないし、顧問弁護士でもなさそうなコイツは何者なんだという趣旨の質問だったのでしょう。あの時は「ドクターメイトの中の人です。ドクターメイトの皆さんが必要としてくれる限り、ドクターメイトにいたいです。」と答えた記憶があります。

いま同じ質問をされれば、こう答えると思います。
「私はドクターメイトの一番古いファンです。」

誕生日にもらったTシャツ

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ドクターメイトは、いつでも介護関係者のそばに医療がある安心をお届けするため、日中医療相談夜間のオンコール代行サービスのほか、介護スタッフ向けの教育支援ツールを提供している会社です。



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