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無花果の葉の香り


【レシピ】
乾燥無花果の葉冷凍浸漬ウォッカ 40ミリ
フレッシュ.ライム.ジュース 5ミリ
トニック.ウォーター 適量
冷凍無花果摺り下ろし 
香りと味わいのセパレート



Bar BenFiddich店主の鹿山です。


今日は無花果の葉の香り。
昨年にBenFiddichで仕込んだ自家製材料で
良かった素材が無花果の葉。
無花果の葉の香りは乾燥させると
シナモンを思わせる香ばしい芳香を漂わせる

様々な草根木皮に触れ合っているが
無花果の葉は乾燥させると
より顕著に芳香が変わるのだ

狭い店内
秋口だったかな。すぐに乾燥

そして
乾燥した無花果の葉はウォッカに浸漬し
冷凍庫に入れ冷凍浸漬
常温ではなく冷凍庫内でゆっくりゆっくり
浸漬させるとえぐみが抑えられる
およそ10日間は浸漬させる


無花果の葉は生薬にも使われ
生薬名は無花果葉『ムカカヨウ』
煎じて飲めば蛋白分解酵素、血圧降下作用など
風呂に入れれば冷え性、肌荒れ、神経痛にも効くとの事。
もちろん原産地である中東
さらにはヨーロッパ、インド、中国でも
無花果の葉を煎じた茶は伝統的医学療法でも
多用されてきた。

子供の時から実家にあった無花果の木。
無花果の実はもちろん家族で食した
記憶はあったが葉っぱはというと、
千切ると白い乳液が出て
なんだか気持ち悪いなぐらいしか
思ってなかった。大人になってから
葉っぱが実は嗜好品としての芳香成分
特にカクテル作りにおいて香りというのは
重要であって最近無花果の葉の素晴らしさに
気づいてしまった今日この頃

無花果の葉は葉緑素も強く引き出せ
綺麗なエメラルドグリーンとなる(上記写真)

ライムの酸味とトニックウォーターを注ぎ

仕上げに冷凍した無花果を擦る

無花果の葉の香りと味わいを
浸漬させたウォッカで作るウォッカトニックに
冷凍無花果の実を擦ったシャーベット状の
カクテル。
味わいと香りのマーブル感

3月7日の緊急事態宣言が明けたら
BenFiddich再開しますので
是非楽しみにしててください

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