見出し画像

アマゾンビターズを造る。


アマゾンでフィールドワークを行った。

それは日本のそれとは違う植物を体験したかったし、そこから得られる香り、味わいを飲用アルコールに浸漬し何かしらの新しいカクテルを構築してみたいしヒントを得たかったから。

先住民の集落の植物の詳しい人についてゆき様々な植生について学んだ。
水辺、森、崖
色々な地点で生える植生を学んだ


捻れたような変わった木や
インヴィラターヤという良い香りの樹皮
変な果実



収穫物としては
ジュニパープンという樹皮
カムカムの葉(爽やかな香り)
ブレオブランコ(樹皮。材木の香り)
ツクバ(白い液がでる樹皮)
クローブの枝
プレッシャーザ(良い香り)
インヴィラターヤ(ジュニパーの香り)
レモングラスの香りがする蟻
レモングラスの香りがする蟻。
最近有名レストランで使われるらしい
こんな感じで60度のアルコールで浸漬


アマゾン滞在中の数日間浸漬

アマゾン川の支流をポータブルポンプを使って冷却水として循環しアマゾン浸漬ボタニカルを濃縮してみる。

緑のやつがポータブルポンプでこれを使ってアマゾン川の水を冷却炉へ流し循環させる


数日間60度のアルコールで浸漬させたアマゾンボタニカル。中身は

ジュニパープンという樹皮
カムカムの葉(爽やかな香り)
ブレオブランコ(樹皮。材木の香り)
ツクバ(白い液がでる樹皮)
クローブの枝
プレッシャーザ(良い香り)
インヴィラターヤ(ジュニパーの香り)
レモングラスの香りがする蟻
小型蒸留機へ入れる
蒸留。
蒸留はいわゆる濃縮作業だ
完成

(右)
浸漬させたままの素材の旨みが残ったビターズとしての役割。
アマゾンビターズ。

(左)
蒸留して香気成分を濃縮させ雑味を取り除いたアマゾンスピリッツ。

用途はたくさんある。

これをBenFiddichへ持ち帰る



たくさんのカクテルに使える。


【アマゾンビターオールドファッション】
ウィスキー 50ml
角砂糖1個
オレンジスライス1枚
ソーダ10ml
アマゾンビターズ 2dash

【グラス】
ロックグラス

【デコレーション】
オレンジピール

【作り方】
ロックグラスに角砂糖を入れビターズを染み込ませる。オレンジスライスを入れソーダを10ml注ぎ棒で潰して混ぜ合わせる。ウィスキーはバーボンがオススメ。50ml注ぎさらに混ぜ合わせ、その後氷を入れてさらにビルド




【アマゾンビターズカイピリーニャ】
カシャーサ50ml
賽の目に切ったカットライム半個
粉砂糖②TSP
ソーダ10ml(混ぜて馴染ませる用)
アマゾンビターズ ②dash

【グラス】
ロックグラス

【デコレーション】
アマゾンビターズを振りかける

【作り方】
ロックグラスに賽の目切ったカットライム半個と
粉砂糖2TSPを入れ、ソーダ10ml注ぎ棒で潰す。砂糖とライムは多いように感じても多めに入れてください。カシャーサととても良く合います。あとライムを皮をしっかり潰すとライムの皮の精油も滴ります。そこにカシャーサを注ぎ軽く混ぜ合わせてから、クラッシュアイスもしくは細かい氷で満たす。最後にアマゾンビターズを振りかける。混ざりきらないくらいのビターズの使い方。



【ビターズ&ソーダ】
アマゾンスピリッツ 30ml
ソーダ 80ml
アマゾンビターズ 2dash

【グラス】
タンブラーグラス

【デコレーション】
アマゾンビターズ

【作り方】
タンブラーグラスに氷を入れ、
アマゾンスピリッツを注ぎビルドして冷やす。ソーダで満たし再度混ぜる。(冷えてた方が炭酸の分子は溶け込みます。)そして仕上げにアマゾンビターズを振りかける。



アマゾンでの体験
とっても楽しかったです。
あと残りの人生でアマゾンは5回は行きたいなと思います。アマゾンは広大な為、色々な地点から。

これからも色々な所へ行き
色々な体験を日本へ持ち帰り
日本のお客様にカクテルの世界、
『飲む』という楽しさを伝えられたらなと思ってます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?