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ボタニカル氷の世界観

カモミールが満開の季節。 

然しながらカモミールの花の時期はごく僅かな
期間に限られてしまう。

それを氷の中に閉じ込める。

さすれば半永久的に保存が可能

時期の美しさを通年楽しめる事ができる

タンカレーNo.10というジュニパーベリーと
グレープフルーツ香が備わったジンを
カモミール氷でロックで嗜む。
溶け出したカモミール氷とジン。
混ざり切らない両方の味わいが口中の中で
マーブル感のように楽しめる。

プロの氷屋の純氷のレベルまではいかなくてもそこそこのクリアな氷の作り方は
要点だけ抑えればさほど難しくはない。

①一度水を沸騰させること。(その後冷ます)
②マイナス10度以下でゆっくりと凍らせる


この二点だけ守れば空気を含まない
ボチボチ綺麗な氷を作れる。

後はこういった丸氷を作る容器は売っているのでカモミールを敷き詰める。

そして24時間以上時間をかけ凍らせると
できあがる。

カクテルにおいての
ボタニカル氷の利点はこうだ。

①ゆっくりと低温で凍らせるのでハーブも
水出しと氷出しの間でゆっくりと
抽出されエグ味が出ない。

②溶け出した氷がその液体に味わいを変え
時間軸で味わいの差を楽しむ事ができる。

③視覚として訴える事ができる


日本には四季がある。

その時期にしか手に入らないもの
日持ちしない繊細なもの

その植物が最高に美しいその瞬間を
氷の中に閉じ込める。

そしてお客様にカクテルとしてお出ししたい

最高の嗜好品

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