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③ 〇〇〇〇は、1+1=2だからなぁ

上司から「1+1=2だからなぁ、お前は・・」と評されてしまったことがあります。理屈を優先する自分は、事あるごとに周りに理屈をもの申していたのです。理系脳・左脳偏重から生じたものかもしれませんが、読書不足、食わず嫌いが良くなかったのかもしれません。上司のその一言には、めちゃくちゃ恥ずかしい思いをしました。何もモノを考えないヤツだと一刀両断されてしまったのも同然ですから。しかももう40歳を超えての話です。

また同じころ別の場面で「まだそんなことやってるんですかぁ」と言われたこともあります。これは後輩からの言葉でしたので、神経がざわつきました。でも「確かにまだこんなことをやってる」と思い当たるふしがあって、黙って下を向いたことを憶えています。ただ40歳を超えて聞ける話ではありません。自尊心は、羞恥心によってドロドロに溶かされました。

さらにまた「あんたとこの年になって会ってよかったねぇ。もし若い頃ならあんたどうなってたかわからんよ。」という同年代の役員さんの言葉にも、凹みました。昔だったら、ボコボコに殴り飛ばしていたというニュワンスだったからです。「1+1=2」と重なるのです。悲しいことに既に50歳くらいの時の思い出です。

これらは全部当たっていると思います。だから軌道修正をしようとしてきたつもりです。

では今の66歳まではどうかというと、さすがにこれまで書いたような強い言われ方はありませんがそれでも小さな批評は受け続けてきました。根回しが下手、話に眠くなる、もっと言いたいことを言え、あんたが言ったら他人が黙るなどなど・・。ちょっと考えると逆なことも含めて、恥ずかしいけどこれらも全部当たっています。きっとそうでしかない。感じるのは相手のこころだから・・・。

どうすればいいの? 左脳偏重だからダメなの? 人の意見を聞いてないの? 読書不足? 食わず嫌い?

これからもずっと軌道修正になるのでしょう。ただ、かつてと違って今は照らす鏡を持っています。まるまる、ほとけさんにお世話になることになります。