知ってる?国際連合の目的や概要
SDGsやCOVID-19の話題が注目されている今、国際機関がメディアに取り上げられていますね。
その中でも、国際連合(UN)について、皆さんはご存知ですか?
国際連合(UN)が作られた背景
国連憲章には国連の目的として以下のように定められています。
• 国際の平和と安全を維持すること。
• 人民の同権および自決の原則の尊重に基礎をおいて諸国間の友好関係を発展させること。
• 経済的、社会的、文化的または人道的性質を有する国際問題を解決し、かつ人権および基本的自由の尊重を促進することについて協力すること。
• これらの共通の目的を達成するにあたって諸国の行動を調和するための中心となること。
参考:国際連合広報センター, https://www.unic.or.jp/info/un/charter/purposes_principles/
国際連合(UN)の成り立ち
時を遡ること1919年、ベルサイユ条約のもとで国際連盟が設立されました。第一次世界大戦のさなかに構想され、「国際協力を促進し、平和安寧を完成する」ことを目的としていました。しかし、アメリカは加盟しておらず、日本やドイツ、イタリアも脱退していきました。更に、第二次世界大戦を防止できなかったという点において、国際連盟は目的を果たせず機関は停止しました。
そんな中、戦争や紛争の防止、平和や安全を維持することの重要性が高まっていきました。そこで設立されたのが今の国際連合です。第二次世界大戦中にアメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領が考えたものでした。会議を通して「戦争の惨害」を終わらせるとの強い決意のもとに国際連合憲章(Charter of the United Nations)が起草され、1945年6月26日に署名されました。
豆知識
国連憲章の前文は「われら国連軍の人民は...」という書き出しからはじまっています。
また、国連憲章自体が起草されたのも第二次世界大戦の最中でした。
参考:国連憲章, https://www1.doshisha.ac.jp/~karai/intlaw/docs/unch-je.pdf
そんな国際連合ですが、詳しく見てみると6つの組織に分けられます。
・総会
・安全保障理事会
・経済社会理事会
・信託統治理事会
・国際司法裁判所
・事務局 です。
参考:国際連合広報センター, https://www.unic.or.jp/info/un/un_organization/
それぞれに役割分担をしながら国際平和のために日々活動しているのですね。
しかし、国連ファミリー全体としてはもっと大きく、さまざまな専門機関、計画や基金、各種機関が存在します。
国際連合について詳しく調べてみると新しい発見がたくさんありそうですね!
ぜひ調べてみてください!!