PLAB2対策

今回は多くのPLAB 2受験者がまず悩むであろう教材と予備校について説明したいと思います。(本当は合格してから公開するつもりでしたが知りたいとのお声があり不合格ながら書かせていただきました。参考程度に読んでいただければ幸いです。)

私が実際に使って良かった教材

1. Dr Mo Sobhy

structureがしっかりしているので初手としてかなりおすすめです。映像授業がついており各科目の総論を説明した後にそれぞれの疾患・caseの説明をしていくスタイル。noteはdialogue になっており実際に医師と患者が会話している様子が想像できるようになっています。また実技部分のnote(teaching, examination, procedure, prescription)はかなり分かりやすくまとめられているのでDr Moのnoteに沿って勉強すれば確実だと思います。(ただ間違っている部分もあるので要注意)欠点としてはcaseによってはtoo scripted になっていること(診断が分かっている前提で会話が進められており実際にはそんなにスムーズにいかないだろと突っ込みたくなる)、また取り扱っているcaseがアップデートされていないことがある点。またDr Moの話し方がうるさくて同じことを何度も繰り返すのであまり聴き心地は良くないです。

2. Dr Boseのonline mock

こちらのブログで紹介されており、気になったので受けてみました。女性の講師で、非常に的確なアドバイスとフィードバックがもらえます。試験1、2週間前に受けておくと良いと思います。

私が実際に使って微妙だった教材
PLAB 2 worriors by Dr Sahar Ali: Dr Moのテキストはsimmanやprocedureの動画がなく、実際の試験の様子が想像できなかったので主に実技部分の勉強として使っていたが受講者専用サイトがかなり使いづらいのでおすすめしません。内容もまあまあ間違っていますし動画がついていない実技caseもあります。


またサブとして使っていた教材は以下の通り。

all days: Samson academy が出している教材らしい。受験者が実際に見る問題用紙の形式になっていたり患者役の情報も(何を医師に質問するかまで)まとめられているので練習としては使いやすいが振られている問題番号が無秩序すぎる、また見たいcaseにアクセスしづらいのがデメリットです。

Aspire: Dr Moにないcaseを探したい時にaspireのテキストで検索かけると大体引っかかるのでカバー率は1番高い印象があります。ただテキストはただ医師と患者のdialogue がつらつら書かれているだけなので初手structure から勉強するには向いていないと思います。ある程度structure が身について過去問演習をする際にDr Moにないcaseを探すのに使うぐらいがちょうどいいと思います。

Nwanneka: スマートにまとめられており、問診からmanagement まで1ページ弱でさっと確認できます。ただ内容が全然アップデートされていないので最新の過去問はカバーされていません。

私は使わなかったけれど他のdoctorが使っていていいなと思った教材

PLAB2 cases

study partner が教えてくれた教材でとても見やすいし練習もしやすい。そして新出問題の解法をすぐにupload してくれるのでとてもいいなと思った。また各科目ごとのcaseを頻出順に並べた一覧表があり、そのcase番号はall daysの番号と連携しているので頻出問題の練習はしやすいと思う。欠点としてはたまに勉強したいcaseにすぐアクセスできない(どの科目に入っているのか分かりにくい)ことがある点。

Dr Lovaan

これは私がDr Mo academy に来たらほとんどのdoctorが使っていて驚いた。彼は自分のnoteは出しておらず、すべて口頭で授業をし、それを自分でまとめなければならないスタイルのようである。しかも授業はめちゃくちゃ長いらしい。内容は常にアップデートされている点がメリットだがnoteがないという点で初手としてはハードルが高いように思う。

予備校編

Dr Mo Sobhy

CreweというManchester から電車で1時間ほど南に行った町にあります。特におすすめなのがGhalaba mockというランダムに多くのdoctor とひたすら練習しまくる日が月曜日と水曜日にあり、色んなdoctorからフィードバックをもらえたことと運良く初日にそこで試験当日まで一緒に勉強するstudy partnerを見つけられたことが1番良かったです。simmanなど実技の講義もありますが私は3週間しか時間がなかったので講義は全く受けずstudy partner から全部教えてもらいました。(まじで彼女には感謝です土下座) 時間に余裕があれば講義を受けた方がいいとは思いますが講師によって授業の質はかなり違うらしいので微妙だと思ったら早めに切り上げるのがいいと思います。あとこの予備校の申し込みをした際にmockが2回とsignature classという主にexamination とprocedure を講師の監督下で練習するclassが付いてきます。mockの日にちは向こうに決められちゃいますがsignature classは予備校に行く初日に自分で決められます。mockは本番と同じ形式で行われ(ただし試験時間は1station 6分半)後日割としっかりしたfeedbackをもらえますがたまに明らかに言ったのに言ってないと書かれてたりするので適当なこともあります。signature classは本番前に手技を確認できた、いい機会でした。
また初日にfightersというWhatsApp groupに入れてもらえ、過去問を集めたファイルをもらえたり分からないことは質問するとmentor が答えてくれたりするのも良かったです。総じてDr Mo academyはおすすめです。

この予備校の申し込みは公式WhatsApp からでき、Facebook でセールの案内が流れてくるのでチェックしておくといいと思います。私はBlack Friday でセール中の時に購入しました。他の医者を集めなくていいので(多くの予備校は医者5人集めて£100 discount みたいなことをよくやっている)スムーズに購入でき、おすすめです。

またacademyから徒歩10分弱のところにbooth hallというaccommodation がありそこに滞在していました。receptionには勉強スペースがあるので夜中までそこで勉強していました。一泊£25でトイレ・シャワーは部屋に付いていますがキッチンは共用です。キッチンは決して綺麗とは言えませんが自炊はお米を炊く・何か焼く・レンチンぐらいはできます。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
イギリス医師免許に関する質問やこんな記事を読みたい!などのリクエストは募集中ですのでnoteのお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?