Beluga

会社員。アラフォー、子なし既婚者。アウトプット上手になりたい。本、映画の感想を綴ります。

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最近の記事

世界は贈与でできている

本を読み進め佳境に差し掛かった頃、思わず出版された日を見た。2020年3月13日。 ネットでこの時期の出来事を調べてみると、海外でパンデミックが本格的になり、日本も自粛ムードが漂ってきた頃。 出版する段取りからして、この本はコロナ禍の状況を踏まえていないと想像するが、驚くべき事にパンデミックに関する記述が後半にある。 日常が簡単に崩れてしまう脆弱さや、当たり前の日々は誰かのとてつもない努力によって享受され、獲得しなければならないものである事の記述がある。 知ってる人は

    • Beautiful Boy

      Amazon Videoで鑑賞。 「人を救うことはできないが、寄り添うことは出来る。」 最初から最後まで、ドラックに溺れていく主人公ニックを見ているのが辛かった。ティモシー見たさに見たが『ストーリーインマイラフ』や『レイニーデイインニューヨーク』を見た時の「眼福」は見当たらない。ただただ、「堕ちていく現実を見る」時間。 唯一の救いが実在するモデルの方がいて、その方が更生しているからこの映画があると言うこと。 親であっても救う事は出来ない。でも寄り添ってハグする事はでき

      • レイニーデイインニューヨーク

        ティモシーシャラメさん目当てで観ました。 ストーリーインマイライフですっかり虜に! どんな役をやっても、色気がダダ漏れ。でも、ダメな男の子にも憑依してる。あなたの欠点どこですか? 顔よし、演技良し、私服よし。SNSで見せる姿もチャーミング。 ウッディアランさんの映画は初見。 ダメな大人がいっぱい出てきても、嫌じゃない。しょうがないよね。人間だもの。クスッとしてしまう。やりとりと映像で見せるのかしら。この監督。 ニューヨークはあまりいい思い出がないのですが、 そん

        • ストーリー オブ マイ ライフ

          久しぶりに、映画館で映画を見た。 アラフォーの私は若草物語と言えば、ハウス名作劇場である。特に若草物語は毎週楽しみに見てた記憶があり、レビューも良かったのでお一人様で鑑賞。 姉妹が、喧嘩しながらも成長していくよくある物語だが、何だか心が暖かい。好きなことをして、好きに生きてる感じが、清々しい。言いたい事を言い、目の前の人を大切にし、心の赴くままに。 出来そうで出来ないな。 そういう姿を見ていて私も心が浄化された。 何だか、これが言いたい!みたいな押し付けもなく、

        世界は贈与でできている

          Statueが帽子かぶったやつ♯キナリ杯

          これはアメリカ中西部に駐在している妹家族の中で繰り広げられている実話である。駐在も4年近くになり、発音が良すぎて英語が聞き取れなかったり、右手にピザ、左手にお餅をもち両方の文化を大切にする娘2人がいる。 暖かくて体がホクホクする(お前はじゃがいもか!)、折り紙割ってみて(divided?)など語彙力が独特な2人のやりとりと綴ったものです。 妹家族が住んでいるアメリカ中西部は3月中旬からロックダウンとなり、次の週から現地校はオンライン授業となり、パソコンでクラスメイトと雑談

          Statueが帽子かぶったやつ♯キナリ杯