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あれダメ、これダメ、日本ダメ

今、エストニアのタリンにいるのですが、リスボンの話を書きます。リスボンもタリンも、日本人には馴染みが薄い街ですが、利便性や合理性では日本のはるか先を行ってます。

写真はタリン、記事はリスボンのこと。紛らわしくてごめんなさい。

リスボンの街で見かけた、
ウーバーの自転車。

私のスマホに入っている
ウーバーのアプリから2クリックで
レンタル出来ます。

ウーバーのアプリを立ち上げて
「自転車」を選ぶと

自分の現在地周辺にある
ウーバーの自転車がたくさん表示され、
近そうな自転車マークをクリックすると、

自転車番号、
現在地からの距離、
その自転車の充電状況、
あとどのくらい走れるかの距離目安(坂が多いので全て電動自転車です)

が表示されます。

予約するボタンを押して予約完了。

歩いて行って(GPSで誘導して貰えます)
予約完了時に発行される
解錠する為のID番号をスマホに入れ、
自転車にあるQRコードにかざすと
鍵が開きます。

好きなだけ使い、
返却したい場所で自転車に
鍵を掛けます。

その場所が「自転車を置き去りに出来ない場所」だと警告が出ます。

とはいえ、厳密に置き場所がある
訳ではなさそうで、
アプリの通り、街のあちこちに
ウーバーの赤い自転車が置いてあります。

日本では車のライドシェアは
タクシー業界の大反対で
認められていませんが
(結果的に中国人のヤミタクシーが蔓延している)

この自転車ライドシェアなら
行けそうな気がします。

なんと言っても、便利です。

リスボンにはライドシェアの
車はもちろん、自転車、
そして、
電動キックボードのライドシェアが
そこら中にあり、
利用している人を本当に良く見かけます。

ウーバー自転車の数や
電動キックボードの数を見ると

いかに利用者が多いかがわかります。

日本では、規制規制で

ドローンダメ
エアーbbダメ
ウーバーどんでもない

と、まるで鎖国しているかのような
グローバルには、もう周回遅れ。

私は、大反対している人こそ、
海外に来てウーバーを使ってみて欲しい。

課題はたくさんあります。
事故も起きます。

「日本ガラパゴス上等」と
覚悟を決めるならオッケーですが、
反対派の方は、消費者保護を声高に叫ぶ
のですが、日本では「保護保護」言っている
間に本質からズレて来ては
いないでしょうか。

ガラパゴス上等です。
わかっていて、そうしているなら。

まさか、
世界が見えていない状況で
目や耳を塞いで、黒船に石投げているなら、
かなりヤバいです。

私たちは海外にお客様とご一緒する際、

ナントカ大聖堂や、
ナントカ教会にも、もちろん行くのですが、
入場観光、下車観光、車窓観光などと言う
業界側が作った観光のありようではなくて、

その国の考え方や、
その国の今を体感して欲しいと
考えています。

だから、街を徒歩で歩いてみると、
色々な事に気づくのです。

私は日本が大好きだし、
日本に生まれたことを誇りに思いますが、
今の日本は明らかにおかしい。

だって、
街を歩いている人、
電車に乗っている人が幸せそうじゃない。

ポルトガルにも課題は山積しているでしょう。

でも、
ポルトガルの人、みんな楽しそうに
仕事しているし、
幸せそうです。

このサービス、
ポルトガルだけではなく、
今、私がいるエストニアのタリンにも
海の反対側のヘルシンキにも
普通にあります。

日本は
誰を幸せにする為に
規制、規制と
がんじがらめにしているのか。

誰を幸せに、の誰が、市民ではなさそうなことに気がついてはいる。

とはいえ、大人しい国民性が
取り返しのつかないところまで
日本を連れてきてしまいました。

私たち中高年は今から思考を変えるのは難しいかも知れませんが、せめて若い人、子供たちには明るい未来を見せてあげたい。

政治を変えよう!と言う方もいますが、変わらなくてはいけないのは、政治じゃなくて、私たちです。政治は私たちを映す鏡。


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