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エストニアの首都タリンのバリアフリー

エストニアの首都、タリンを初めて旅しました。素敵な街でした。時期的に季節の変わり目で雨が降りましたが、エストニアらしさは充分に堪能しました。

僅か3日の滞在でしたが、記憶が鮮明なうちに備忘録にしておきます。

・小さな国、小さな街

相撲の把瑠都はエストニア人です。
今、エストニアで国会議員をしているそうです。エストニアが親日なのは把瑠都効果もありそうです。

最近では、天皇陛下の即位の礼で
エストニアの女性大統領、
カリユライドさんが来日され、ツバメのドレスや地下鉄に乗る写真が話題になりました。わだお若い、背の高い大統領です。

エストニアは北海道の半分くらいの
面積に120万人が暮らす国。

何年か前に足を運んだ九州と同じ面積のアイスランドが35万人で国を経営しているのも
すごいと思いましたが、
ロシアから完全に離れてまだ
20年しか経たない国が
電子政府としてEUでは抜きん出て
優等生でいるのはすごいことです。

・タリン旧市街はバリアアリー

ガイドブックやテレビの旅番組では
旧市街しか映されることはなく、
エストニア=タリン=旧市街。

屋久島=縄文杉みたいな
イメージですが、
実際には旧市街は徒歩で回れる規模。

端から端まで20分あれば歩けます。
旧市街は起伏がある石畳で、
タクシーなどの乗り入れも制限されて
いますから、基本的には徒歩のみ。

お足元の悪い方や車イスユーザーの方は
予め動線を研究しておかないと
行き当たりばったりで行くと
身動きが取れなくなります。

また、杖で少し歩ける方と
全く立位が難しい方では
観光する場所、動線などが
全く異なります。

お足元が悪い方は、団体ツアーなどの
健常者向け旅行では行かないことを
強くお勧めします。

・観光地に拘らず雰囲気を楽しむ

地球の歩き方やガイドブックを
みていると、人気観光地ランキングが
書かれています。

とはいえ、これら全てにいかねば
タリンを見たことにならないかと
言うと、そんなことはありません。

外国人が浅草浅草寺前で
インスタ写真を撮らないから
日本に来た価値がないとは
思わないはずです。

タリンは小さな街の雰囲気
そのものを楽しめる街です。

・街の雰囲気とは

これは私見ですが、
私が初めての街に降りたったら
やってみたいこと。

それは、

トラムに乗る(特にヨーロッパ)
スーパーに行く(生活と物価がわかる)
カフェに行く(住民視点の食事)
街が一望出来る場所に行く
郷土史博物館に行く

この5点を体験すると
かなり街の風と匂いが感じられます。

大聖堂も
教会も素晴らしいのですが、
「行った証拠写真」を撮るだけでは
もったいないです。

タリンはこの5つ全部を容易に
クリア出来ますし、
足が悪くても全く問題ありません。

トラムはバリアフリー車両、
スーパーマーケットも問題なし。
カフェも普通に入れますし、
展望台にも行けます。

通常通りの観光をするには
石畳はネックですが、
エストニアを肌で感じる旅は出来ます。

ホテルはアクセシブルな部屋もありますし、フェリーはエレベーター付きでストレスフリー。

バルト海を渡るバリアフリー旅行。
一人でも多くの方に楽しんでいただきたいです。

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高萩 徳宗

YouTube「ベルテンポ・カレッジ
https://www.youtube.com/playlist?list=PLmy_D7tQ91DXdQVQVFRIKDdWYXspzqLL8

YouTube「サービスの本質塾」
https://tinyurl.com/y345hs7p

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