社長満足、お酌満足【変われない社員旅行】

私の知り合いやお世話になっている経営者の方から
社員旅行の相談を頂くことがあります。

ベルテンポの業務取扱範囲は
「他の旅行会社さんがやらないことすべて」
ですから、ベルテンポでは原則、社員旅行はお手伝いしていないのです。

社員旅行の手配なら、どの旅行会社さんでも喜んでやってくれると思います。わざわざベルテンポがしゃしゃり出ていく必要はありません。

とはいえ、原則と書いたのは「常識とは違った角度からの社員旅行」なら
当社でもお手伝いできるかも知れないからです。


今、社員旅行そのものが実施されなくなっていると言われます。

・そもそも社員が減り、派遣さんが増えた
・女性社員が行きたがらない
・社員が天引きを嫌がる
・会社に余裕がない

色々と後付けで理由はつけられますが、
私が思うに、昭和の大宴会のようなスタイルを
そもそも続けることにはすでに意味はなく、
(社長や管理職は楽しみかも知れませんが、社員で行きたい人はほとんどいない)

しかし、
経営者も旅行を企画提案する旅行会社にも知恵がなく、
漫然と既存の社員旅行のスタイルをずるずると
続けているのが現状ではないかと思うのです。

大規模温泉旅館
大宴会とカラオケ
2次会
部屋で3次会・・・。


⚫社員旅行の新しいカタチ

ちょっと生意気だと承知の上で、
ベルテンポが社員旅行をお引き受けする際に、
お伺いさせて頂くことがいくつかあります。


1 誰のためにやるのか

社長さんに聴くと「社員のため」と必ずおっしゃるのですが、
実際には社長さんが思うほど、社員は感謝していません。

社員の成長のため、と断言出来るなら、予算以外のすべての企画、決定権を社員に渡さないと行けません。

2  何のためにやるのか

⚫社長は参加しないのがベスト

「社員の成長」が嘘でないとしたら、むしろ社長や役員は社員旅行に来なくても良いはず。否、社長が社員旅行に来てはいけない。

社員は社長が来た瞬間、旅を寛げなくなり、社長に気を使い始めます。

どうしても社長が社員旅行に同行したいのであれば、社員に許可を取った上で参加し、かつ、部分参加に留める。

私、おかしなこと、言ってますでしょうか?
社員の成長が目的なら、大名行列のような社員旅行にしてはいけません。

旅行中、「あれ?社長来ていたっけ?」くらいでちょうど良いのです。


⚫宴会、お酌なし


当たり前ですが社員旅行の現場でお酌などしている、させているようでは時代の大きな変化についていけてないどころか、周回遅れの斜陽企業と言わざるを得ません。

しつこいようですが、社員の成長が目的なら、お酌などさせている時間、何かを一つでも吸収させるべきです。

そもそも、もう宴会もいらないのではないでしょうか?蓋を空けて残ったビール、食べ残しの料理。

いつかバチが当たります。


こんな突拍子もない常識はずれの社員旅行に興味があれば、ぜひご連絡ください。


行き先やホテルは女性社員が決める。

宴会なし、お酌なし、経営者を旅行中、ほとんど見かけることなく、旅行中はほとんど自由行動。

いかがですか?

女性社員の方も、そんな社員旅行なら参加が毎年楽しみになるはずです。


目的はただひとつ、「社員の成長」です。


それは無理でしょう、とお考えのあなた。

判ります。社員旅行の目的は、実は社長満足であり、お酌満足なのです。

私はそれもアリだと思います。
社員にそれをきちんと伝えれば良いのです。

社員に嘘をつかなければいい。
社長満足だって、社員旅行の意義のひとつ。
それは、社員も判ってくれるはず。

ひとつだけ言えることは、既存の価値観の延長線上には
未来はない、と言う事です。


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