10月 ケーキを数え祈りは増える
長袖で汗ばみ半袖で鳥肌が立つ日々を繰り返し、また10月になっていた。
去年の10月は個人的にひとつの転換期で、大事に心に据えていた月だった。それから1年が巡ったこと、随分遠くに来たなという心地。
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10月1週目
同居人の誕生日を祝った。同居人の恋人が大量の麻婆麺を作ってくれた。
この1年で変化したことのひとつ、彼が私たちの生活に出たり入ったりするようになったこと。
彼は無邪気で、弟気質で(弟役を担うのがうまいだけかもしれない)、私にはわかりようのな