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不育症と染色体逆位

スピリチュアルに携わるリーダー達の経歴や生い立ちを拝見すると、殆ど皆んなが何かしらの大きな挫折や苦しみを経験していますよね。
彼らと同じように何か大変な事あった?と、問われるならば…、不育症、染色体逆位、死産、長女の単純性血管腫の事かな。
では先ず、不育症と染色体逆位のお話しをします。

結婚後、妊娠しても心拍確認後に流産するを、何度も繰り返していました。
当時、夫の父は某大企業の社長でした。
そのつてでかなりVIPな産婦人科病院に転院となり、有名人などを担当する産婦人科医に診てもらった所、私の染色体の一部に逆位がある事が判明しました。
染色体の数が多いと本人に何かしらの障害が出るそうですが、私の場合、数は合っており私1人で生きる上には何の影響もありません。
しかし、妊娠となると話しは変わります。

染色体は2本で1組対になっている22番までとX、Yが有ります。私は後半の番号の1本に逆位(一部が上下反対についている)がありました。
受精卵が細胞分裂する時、先ず1番の染色体(2本対になってます)から順番に、相手のどちらが1本、私のどちらか1本が選ばれ合体し、赤ちゃんは新たな自分の1番染色体を作ります。
1番の合体が終われば2番、3番…と続きます。
そして、私の逆位の染色体の番になった時、間違えた方の1本が選ばれれば細胞分裂はそこでストップし流産となります。
50%の確率で流産となるのですが、私は見事にハズレばかりを選び流産手術を繰り返しました。

そんなこんなで、またまたお義父さんのつてでその道のお偉い教授がいる有名大学病院に転院となりました。
ここでの通院は心が折れそうに苦しくて、でもそのおかげで色々吹っ切れました。
その大学病院の産婦人科は「自然に妊娠して産む」を目指すのではなく、医学的に科学的に操作して産む形を推奨していました。
教授は私の名前ではなく、逆位している染色体の番号で覚えていたようで、一度も診察中に名前を呼ばれた事はありませんでした。
何度目かの受診の際、教授は相変わらず正面に座っている私は見ず、カルテとパソコンに目をやり背後にいる学生達と談笑しながら「この箇所の染色体逆位なら私の研究発表に役立つね。人工授精して成功すれば学会の私の発表の時、症例の一つとして出れるよ。」と言われた時、私の中の何かがパーンと弾けて真っ白になりました。

お義父さんの紹介だから。普通じゃ診てもらえないような偉い教授だから。と、頑張って通っていたけどもう無理だー!!
私は次の予約を取らずに帰宅しました。

続く…。

写真はUFO雲。
いつもピカピカのUFOが現れる三角山の上には、でっかいUFO雲も現れます。

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