見出し画像

死産発覚まで

昨日の続きです。
大学病院の通院を止めてからも流産を繰り返しましたが、やっと50%の壁を突破しました。
その子はお腹の中で8ヶ月順調に育っていたので、私も周囲も産まれて来る赤ちゃんを楽しみに待っていました。
異変があったのは妊娠7ヶ月の頃、犬の散歩をしていると今まで経験した事のない激しい眩暈に襲われ、その場にしゃがみ込みました。車も沢山通る大きな道路脇の歩道だったので、犬達のリードだけはぎゅっと握りしめ、目眩が過ぎ去るのを待ち続けました。10分程で感覚が戻りどうにか帰宅出来ました。
当時は、家から一番近い産婦人科病院に通っており、私の担当医は院長の娘さんに当たる女医さんでした。定期の妊娠検診でその目眩の事を話すと、耳鼻科受診を勧められ、隣接する耳鼻科で脳や神経系の簡単なテストを受けました。
結果異常は有りませんでしたので、妊婦によくある軽い貧血と診断されました。
しかし数日後、あの目眩が再発しました。
今度は駅の中。ホームに向かう階段の途中でした。
しばらくしゃがみ込んでただ激しい目眩が過ぎ去るのを待ちました。
直感で「コレは普通じゃ無い」と感じ、妊娠8ヶ月の検診予約日より数日前でしたが、病院に電話して無理やり受診させてもらいました。
女医さんは「貧血だからね」と。
エコーや診察はせず一応話だけは聞いてもらい、あっさり帰らされました。
そして、数日後の妊娠8ヶ月の定期検診の時、エコーに赤ちゃんの心拍が確認されまず、死産となりました。

女医さんは責任を感じたのかも知れませんが、この受診の後、死産分娩の日も入院中も退院後の受診日にも全く姿を現しませんでした。
私は女医さんに対して怒ってないし死産になったのも女医さんのせいだとは思ってません。

死産分娩の事は続きに書きます。
続く…。

写真は早朝のダブルレインボー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?