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TradingViewのBOC(Bellna On-chain)インジケーターでサクっとオンチェーン分析 (無料)

こんにちは!
仮想通貨トレーダーのベルナです。

このnoteとBOC(Bellna On-chain)インジケーターは無料です。金額設定は投げ銭用(特典有※)です。ポチって頂けましたらうれしいです。
※無料版と投げ銭(特典有)版のオンチェーンデータは同じものです。詳細は目次の”7.投げ銭(特典有)”に記載があります。

投げ銭(特典有)に追記状況(インジケーター等の追加)
2022/3/28追記
2022/4/10追記
2022/7/6追記


皆さんは、仮想通貨トレードでオンチェーン分析を活用していますか?
一般的にオンチェーンデータの分析は、CryptoQuantやGLASSNODEなどで無料プランや月額30ドル程度で契約して分析されていると思います。

今回、普段使い慣れたTradingViewで手軽にオンチェーン分析が出来たら便利だなと思い、簡単なオンチェーン分析がサクっと出来るようにインジケーターを作成しました。

1.オンチェーン分析を取り入れてない方へ

例えば2021年のビットコイン相場で、4万ドルでエントリーしてガチホしていたが、6万ドルまで上昇してもガチホし続け、その後天井となり結果3万5千ドルまで下落して、現在含み損ナウとか、天井付近でもまだまだ上がるぜ高猫ロングや!!と天井で高値掴みした人はいませんか?(私ですw)

そんな方へ是非オンチェーン分析を取り入れて、買い時や売り時の参考になればトレードの幅も広がると思います。

2.BOCインジケーターでどんな事が分かるの?

例えば、ビットコイン等の送金手数料(トランザクションフィー等)のオンチェーン情報をTradingViewのビットコインチャートに※移動平均にして比較(コンペア)をしてみると、どのような事が分かるでしょうか?

下記のチャート画像を見て下さい。

ビットコインが2021年3月13日に付けた最高値を、4月13日から再度高値更新した頃から急激にトランザクションフィーが急上昇を始めました。
恐らくマイナーや大口、リテール勢が、今だ!急いで売れー!!と、自分のウォレット等から取引所に送金する際に、送金詰まりが起こり手数料が高騰したのだと推察できます。
このようにオンチェーンの情報を利用する事で暴落を事前に察知出来たらイイヨネという感じで利用して頂ければと思います。

赤丸の最高値更新からトランザクションフィーが上昇する傾向が見られる

※移動平均にすることで、生データのノイズを減らし、分析する際に判断が容易になると考えています。

BOCインジケーターでは、上記のトランザクション手数料以外にも、それぞれ4種類のMA73種類の様々なオンチェーンデータで分析する事が可能です。ビットコイン以外にもイーサリアムやライトコイン、ERC-20等の沢山のアルトコインのオンチェーンデータも用意しました。
オンチェーンデータの項目が多いので、キーワード毎にまとめて合計23種類のインジケーターとなっています。
※無料版は、時間足が日足の時間足から表示されます。詳細はnoteの最後に記載があります。
※投げ銭(特典有)は、全ての時間足で表示されます。詳細はnoteの最後に記載があります。
※無料版、投げ銭(特典有)のどちらのオンチェーンデータも、同じ24時間更新のデータとなります。
※全ての仮想通貨にそれぞれ73種類のデータが存在するわけではございません。(対象データと通貨は、下記の表をご参考下さい)
※今後オンチェーンデータの種類が追加・廃止される可能性が有ります。

・仮想通貨の種類
 BTC, ETH, LTC,
 ERC-20(AAVE, ABT, AMPL, ANT, ARMOR, BADGER, BAL, BAND, BAT, BIX, BNT, BOND, BRD, BUSD, BZRX, CELR, CHSB, CND, COMP, CREAM, CRO, CRV, CVC, CVP, DAI, DDX, DENT, DGX, DHT, DMG, DODO, DOUGH, DRGN, ELF, ENG, ENJ, EURS, FET, FTT, FUN, GNO, GUSD, HEGIC, HOT, HPT, HT, HUSD, INDEX, KCS, LAMB, LBA, LDO, LEO, LINK, LOOM, LRC, MANA, MATIC, MCB, MCO, MFT, MIR, MKR, MLN, MTA, MTL, MX, NDX, NEXO, NFTX, NMR, Nsure, OCEAN, OKB, OMG, PAX, PAY, PERP, PICKLE, PNK, PNT, POLY, POWR, PPT, QASH, QKC, QNT, RDN, REN, REP, RLC, ROOK, RPL, RSR, SAI, SAN, SNT, SNX, STAKE, STORJ, sUSD, SUSHI, TEL, TOP, UBT, UMA, UNI, USDC, USDK, USDT, UTK, VERI, WaBi, WAX, WBTC, WETH, wNMX, WTC, YAM, YFI, ZRX)

・インジケーターの種類

・分析可能なオンチェーンデータの項目と対象の仮想通貨

3.Transaction FEE(トランザクションフィー)とは

取引そのものにかかる手数料の事です。コイン等の送金を取引所等を通じて行う場合、仲介手数料がかかる場合もがありますが、それとは別の手数料がトランザクションフィーです。
送金者が支払った手数料はマイナーへ支払われる事になっていて、送金者はこの手数料を多く支払うことで、優先的に承認されて送金できる仕組みになっています。

ただ注意して欲しいのですが、必ずしもトランザクションフィーが上がった=暴落とはならない場合も有るので、様々なデータから判断する事が必要だと思いますし、もっと有益なオンチェーンデータの他、ブロック単位や1時間単位等でもっと詳しく分析するにはCryptoQuantやGLASSNODE等のご利用を検討して下さい。
※CryptoQuant

※GLASSNODE


4.利用方法について

TradingViewの以下のページから、使用したいインジケーターをお気に入りに追加する事で無料で使用可能になります。
※オンチェーンデータで、今後の値動きが必ず分かるわけではございませんので、投資は自己責任でお願いします。
※諸般の事情(TradingViewの仕様変更、オンチェーンデータの停止、引退など)により、今後インジケーターが使用できなる場合が有ります。その場合も、投げ銭のご返金は承ることが出来ませんので、十分ご検討頂きますようお願い致します。

・FEES

・TOTAL

・VALUE

・MEAN

・UTXO

・INTERVAL

・SIZE

・SPENT

・BLOCKS

・ADDRESSES

・VOLUME

・USD

・UNISWAP

・GAS

・LIQUIDITY

・PRICE

・LIMIT

・USED

・other

・MEDIAN

・NEW

・STAKED

・TXS

2022/4/9追記
下落前の参考指標に新たにインジケーターを作成致しました。
BlockSizeを利用しています。利用方法やBlockSizeの考察については投げ銭(特典有)版に記載しておりますのでご検討下さい。
On-chainデータは、BlockSizeに固定されていますのでSMA7、「しきい値」を設定し、ビットコインチャートに重ねます。
(デフォルト:1.38)

※ファンダ面などの要因で、このインジケーターでも反応なしに下落していることも有ります。
※テクニカル分析やプライスアクションと合わせて使用する事で、下落からの損失を避けられる可能性が有りそうです。
※投げ銭(特典有)版では、4種類のMAを選択可能です。
※データは全ての時間足で表示出来ますが、24時間更新となります。

・Bellna On-chain_Falls(BlockSize)


5.Bellna on-chain_FEESの利用手順(参考)

以下に、インジケーターの利用方法の説明を致します。
(チャート内の赤い水平線は無視して下さい。消し忘れです)

インジケーターのお気に入りからBellna on-chain_FEESをクリック
インジケーターの設定から、パラメーター画面で通貨を選択、見たいオンチェーン項目とMAの種類を選択し、移動平均の期間を調整
スタイルタブで、プロットの色や透過率を選択します。今回はエリアとします
チャートの下にプロットされて、今回はビットコインチャートに重ねてみます。インジケーターの・・・をクリック
移動する→上の既存のペインへを選択
ビットコインチャートに重なりました。左軸をスライドする事でインジケーターのプロット位置や拡大縮小が可能になります。山と谷が視認できるように調整します
インジケーターのプロットを下に移動
同じインジケーターをもう一つ追加して表示させて、同様の作業をもう一度繰り返します
ビットコインチャートに同じインジケーターが二つプロットされました
二つ目のインジケーターも同様に最右軸をスライドし、拡大率を調整し上に移動します
プロットされたインジケーターを微調整して、データーの山の視認性を良くします。
※二つとも拡大率は大体同じに調整
垂直線を挿入し山や谷などの頂点に合わせてみます
完成。手数料の山が上がった後にビットコインチャートが下落しているのが分かります
(参考)GLASSNODEのトランザクションフィーの生データチャートです

6.BOC(Bellna On-chain)で利用可能なオンチェーンデータ内容

  • ACTIVEADDRESSES — アクティブなアドレスの数

  • SENDINGADDRESSES — 送信アドレスの数

  • RECEIVINGADDRESSES — 受信アドレスの数

  • NEWADDRESSES — 新規アドレスの数

  • ADDRESSES — アドレスの数

  • BLOCKS — ブロックの高さ

  • BLOCKSMINED — 採掘されたブロックの数

  • BLOCKMEANINTERVAL — 平均ブロック間隔

  • BLOCKMEDIANINTERVAL — ブロック間隔の中央値

  • TOTALBLOCKSIZE — 合計ブロックサイズ

  • MEANBLOCKSIZE — 平均ブロックサイズ

  • TOTALTXFEES — 合計取引手数料

  • MEANTXFEES — 平均取引手数料

  • MEDIANTXFEES — 取引手数料の中央値

  • TOTALTXFEESUSD — 米ドルでの合計取引手数料

  • MEANTXFEESUSD — 米ドルでの平均取引手数料

  • MEDIANTXFEESUSD — 米ドルでの取引手数料の中央値

  • TOTALGASUSED — 合計ガス使用量

  • MEANGASUSED — 平均ガス使用量

  • MEDIANGASUSED — ガス使用量の中央値

  • MEANTXGASPRICE — Gweiでの平均ガス取引価格

  • MEDIANTXGASPRICE — Gweiでのガス取引価格の中央値

  • MEANTXGASPRICEUSD — 米ドルでの平均ガス取引価格

  • MEDIANTXGASPRICEUSD — 米ドルでのガス取引価格の中央値

  • MEANGASLIMIT — 平均取引ガスリミット

  • MEDIANGASLIMIT — 取引ガスリミットの中央値

  • MARKETCAP — 時価総額

  • DIFFICULTY — マイニングの難易度

  • HASHRATE — 平均ハッシュレート

  • ATHDRAWDOWN — 過去最高値からの価格のドローダウン

  • SOPR — 利益率 (SOPR)

  • NEWDEPOSITS — 新規デポジットの数

  • NEWSTAKED — 新規ステークの合計

  • NEWSTAKEDUSD — 米ドルでの新規ステークの合計

  • NEWVALIDATORS — 新規バリデータの数

  • DEPOSITS — デポジットの合計

  • STAKED — ステークの総価値

  • STAKEDUSD — 米ドルでのステークの総計

  • VALIDATORS — バリデータの合計数

  • PHASE0GOAL — フェーズ0のステーキングゴール

  • ACTIVE1Y — 1年以上前に最後にアクティブだった供給の割合

  • TXS — 取引の数

  • TXSPS — 1秒あたりの取引数

  • TFSPS — 1秒あたりの送金回数

  • TOTALTXSIZE — 取引の総サイズ

  • MEANTXSIZE — 平均送金サイズ

  • TOTALVOLUME — 合計送金量

  • TOTALVOLUMEUSD — 米ドルでの合計送金量

  • MEANVOLUME — 平均送金量

  • MEANVOLUMEUSD — 米ドルでの平均送金量

  • MEDIANVOLUME — 送金量の中央値

  • MEDIANVOLUMEUSD — 米ドルでの送金量の中央値

  • UTXOCREATED — 作成されたUTXOの数

  • UTXOSPENT — 消費されたUTXOの数

  • UTXOTOTAL — ネットワーク内のUTXOの合計数

  • UTXOVALUETOTAL — 作成されたUTXOの総価値

  • UTXOVALUETOTALUSD — 作成されたUTXOの米ドルでの総計

  • UTXOVALUEMEAN — 作成されたUTXOの平均値

  • UTXOVALUEMEANUSD — 作成されたUTXOの米ドルでの平均値

  • UTXOVALUEMEDIAN — 作成されたUTXOの中央値

  • UTXOVALUEMEDIANUSD — 作成されたUTXOの米ドルでの中央値

  • UTXOVALUETOTALSPENT — 消費されたUTXOの総価値

  • UTXOVALUETOTALSPENTUSD — 消費されたUTXOの米ドルでの総計

  • UTXOVALUEMEANSPENT — 消費されたUTXOの平均値

  • UTXOVALUEMEANSPENTUSD — 消費されたUTXOの米ドルでの平均値

  • UTXOVALUEMEDIANSPENT — 消費されたUTXOの中央値

  • UTXOVALUEMEDIANSPENTUSD — 消費されたUTXOの米ドルでの中央値

  • UNISWAPTXS — Uniswapでの取引数

  • UNISWAPTOTALVOLUME — Uniswapでの総取引量

  • UNISWAPTOTALVOLUMEUSD — Uniswap上の米ドルでの総取引量

  • UNISWAPLIQUIDITY — Uniswapでの総流動性

  • UNISWAPLIQUIDITYUSD — Uniswap上の米ドルでの総流動性

7.投げ銭(特典有)について

基本的には、無料版と投げ銭版の元データに違いは有りませんが、以下の点が異なります。
 ・無料版
  日足以上の時間足でのみ表示されます。
  インジケーターの表示名に「Bellna_On-chain_〇〇〇」と表示(宣伝)

 ・投げ銭(特典有)
  全ての時間足で表示されます。
  有益な分析方法が見つかった場合、noteに追加して共有予定
  追加でオンチェーンデータが取得可能になった場合は、都度インジケーターを追加予定。
  インジケーターの表示名に「BOC_〇〇〇」と表示(宣伝非表示)
  インジケーターの設定内のオプション「しきい値」を設定することで、チャートの背景色が自動で変更(反転ON/OFF有り)されますので、視覚的に分析の判断が容易になります。
  (MAが「しきい値」を超えたら背景に色が付きます。反転にチェックを入れると、「しきい値」を下回ったら背景に色が付きます。)

無料版は日足表示、投げ銭特典版は4時間足で表示
無料版 設定画面
投げ銭版 設定画面
どちらもビットコインチャートに重ねた状態です。無料版は手動でプロットをエリアに設定。投げ銭特典版は、「しきい値」の数値を入力してONにした状態です。

◎ご利用の停止及び価格の変更について
 このインジケーターの無断での再配布は禁止です。
 当noteは事前の連絡なく、公開を停止する可能性がありますが、ご了承ください。
 当noteは事前の連絡なく、有料化や投げ銭価格の値上げ・値下げをする可能性がありますが、ご了承ください。


無料版は以上となります。
インジケーターの不具合などがございましたら、ご連絡を頂けると助かります。
インジケーターの仕様変更やバグなどの修正、追加情報などはTwitterで告知しますので、私のTwitterアカウントのフォローをお願い致します。
ここから先は、投げ銭を頂いた方へのインジケーター置き場となります。
無料版でも十分ご活用頂けると思いますが、投げ銭(特典有)もご検討頂けましたらありがたいです。
それでは、どうぞよろしくお願い致します。

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