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STU48 6周年コンサートに行けなかったのがあまりにも悔しくて、ついカッとなって中4日で遠征した。反省はしている。後悔はしていない。

どうやら僕は、広島国際会議場フェニックスホールと相性が良くないらしい。

2019年3月にそこで行われたSTU48の2周年コンサート。僕は落選した。


4年後、同じ場所で行われた6周年コンサート。
人権の無いシフト制ヲタクの泣き所で、休日調整の結果として4月8日のリクアワのみの参加となり、9日の6周年コンには行けなくなった。


【リクアワのことを書いた記事はこちら】


2023年4月9日のこと

当初は、リクアワも行けたし6周年コンは別にいいかな、と思っていた。


広島でリクアワを見た後、最終名古屋行きのぞみに乗れなかった僕は、姫路で一泊した。

翌9日、始発の新幹線で名古屋へ帰り、少しだけ帰宅した後そのまま出勤した。


仕事を終え、20時前に帰宅した。

僕はなるべく6周年コンの情報を仕入れたくはなかったが、結局SNSで多少の情報は入って来てしまった。


僕の推しメンこと原田清花さんが、「独り言で語るくらいなら」を披露する時に口上を述べたという。

僕はHuluストアでリクアワと6周年コンの配信を購入し、見逃し配信を見た。


この曲は約2年前、私が初めて16人選抜に選んでいただいた曲ですが、今になってやっと、この曲に込められた本当の想いに気づけたように思います。

私は、自分を見失った時期がありました。
どうしても前に進めなくなって、立ち止まったり、引き返したり、ずいぶんと遠回りをしました。

ですがそのぶん、色々な景色を見て、沢山の方に出会って、支えられて、私はまた、夢を見ることができるようになりました。

強くなって、もう一度走り出すために、背中を押してくれる。
本当に大切なものに気づかせてくれる。そんな曲です。

それでは聴いてください。「独り言で語るくらいなら」。


この曲が日本武道館で披露された2021年1月15日。

そこに初選抜のメンバーとして原田清花さんが武道館のステージに立っていた。

僕が愛知県知多市から福岡県北九州市へ引っ越す2日前、知多市のアパートを退去する日のことだった。

2期生も出なかったし、転勤と遠距離の引っ越しでそれどころじゃなかった僕は、武道館のライブをスルーしていた。

結果として、僕は原田清花さんの晴れ舞台を見ることはできなかった。


2年前に続いて、僕はまたもこの曲に纏わる原田清花さんの晴れの舞台を見ることが叶わなかった。

思えば、STU48号の船上劇場で原田清花さんを見ることも叶わなかった。


ヲタクは現場に行ってナンボだと思っている。

いくら愛知県に居ようが、福岡県に居ようが、シフト制の平日休みヲタクであろうが、現場があるのに現場に行かないという選択肢はない。

だけど、やっぱり距離的な問題、土日に仕事を休みづらいなどの職業的な問題、金銭的な問題、様々なしがらみが僕を縛る。

(ちなみに北九州に1年住んだあと名古屋に戻っている)


自分勝手なことを言っているだけだと、自分でも理解している。

でも、やっぱり僕は悔しかった。

「行けない現場は悔やまない」のが僕の主義だったけど、そんな建前は知ったこっちゃない。

僕はただただ、推しメンの晴れ舞台を見れなかったことが悔しかった。

本当にイライラしていた。


翌4月10日。僕は不貞腐れていた。

実際のところ9日夜に色々ネガティブなこともツイートしていたが、ツイ消ししたので内容は覚えていない。


壁を殴ったのはマジな話だったりする。


とはいえ、6周年コンサートの見逃し配信見たけどやっぱり良いライブだった。

STU48は良いアイドルグループだなって思った。

だからこそ、やっぱり6周年コンは現地で、生で見たかった。


リクアワの5日後…

僕は、名古屋から広島へ来ていた。


6周年コンの翌日である10日月曜、不貞腐れていた僕は壁を殴った後、チケプラトレードで13日木曜の公演(花誰公演・福田朱里生誕祭)のトレードをついカッとなって申し込んでいた。

周年コンの4日後のド平日にある公演。

いくら副キャプテンの生誕とはいえ、福田さん推し以外は地元の物好きじゃないととても来ないような日にち設定だった。だからトレードも余っていた。


僕はもともと13日は休みだったけど、もとより遠征する気はなかった。

リクアワの5日後、さすがに中4日で名古屋と広島を往復するのは金銭的にも日程的にも苦しい。

というか翌日14日も普通に仕事だし、生誕祭公演じゃどう考えても最終の名古屋行きのぞみには間に合わない。


だから僕は、行きは昼行バス、帰りは夜行バスで費用を抑えつつ、翌日の仕事にも行けるように手配した。

当然、翌日の仕事に響くことは覚悟の上だった。



広島からの帰り道。

僕はもう、6周年コンに行けなかったことはどうでもよくなっていた。

僕は何を悔しがっていたのか、よく分からなくなっていた。


推しメンがステージに居てくれる。それだけで、僕の心は満たされる。

ライブで推しメンの名前をコールする。それだけで、僕の心は満たされる。

その充足感が心地よかった。



その週のオンラインお話し会で

15日土曜と16日日曜は、オンラインお話し会だった。

どちらも仕事なのは確定していたので、7部だけ買っていた。


15日は18時55分に仕事を終え、誰もいない職場の休憩室でオンラインお話し会に参加したけど、仕事疲れでテンションクソ低かったうえに、自分自身の音声トラブルで無駄な時間を消費してしまった。


翌16日は仕事が終わりそうになかったので、いったん退勤を打刻して抜け出してお話し会に参加し、すぐ戻ってきた。

こっちで話したことはよく覚えている。

さ「やっほー!」
べ「やっほー、さやかりんおつかれー!」
さ「おしごと?」
べ「そう、まだ途中だったから抜け出してきた。だって学校で待ってるって呼び出されたもん」
さ「笑 え、抜け出して大丈夫?」
べ「大丈夫だよ、お腹痛いからトイレ行ってくるって言って来た笑 それに何人かは事情知ってるから」
さ「そうなの? 職場の人も知ってるの?」
べ「アイドルヲタクだって結構言ってるよ~。さやかりんの名前もちゃんと言って写真も見せてる。だからさやかりんがテレビとかに出れば、あ、『べるしぃの推しの子だ』って分かるはずだよ笑」
さ「そっか、じゃあテレビとか出られるように頑張らないとね!」
べ「ね! そうそう、この前東京で”ほぼ選抜”メンバーでさやかりんライブ出てたじゃん?」(※3月にTDCホールで開催されたNIG FES)
さ「うーん(思い出しながら)、あ、出た出た!」
べ「あれ見に行ってたけど、さやかりんがあの"ほぼ選抜"メンバーの中に居て表題曲とか歌ってたのが、すごく嬉しかったんだ」
さ「ありがとう。私もこれから選抜に入れるように頑張るね!」
べ「うん、一緒にがんばろうね! よし、じゃあそろそろ行くよ」
さ「お仕事に戻るの?」
べ「うん、また仕事してくる!」
さ「がんばってね!」
べ「ありがとー! またね!」


あとから思い出して書いてる上に、お話し会レポなんてヲタクの主観でしか書けないものなので、ある程度脚色していることは許容してほしい。


で、このお話し会に関しては完全に蛇足なので、今回の遠征に正直あんまり関係はない。というか完全に備忘録だ。

だけど、この8日間近くずっと推しメンのことを考えていたような気がする。


土曜日に名古屋から広島へ遠征し、翌朝エクストリーム出社し、木曜にまた広島へ遠征し、翌朝エクストリーム出社し、土曜と日曜の仕事終わりにお話し会に参加する。

すごく濃密な8日間だった。


東京で働いていた2014~2016年頃、僕は熱狂的にとあるライブアイドルを追いかけていた。

2年数か月、平日だろうと遠征だろうと、解散する日までとにかく現場に行きまくった。

あの頃の熱量を、今となってはもう取り戻すことはないと思っていた。


だけど、気づけば僕は原田清花さんを推し始めて、3年が過ぎていた。

コロナ禍があったり、また基本的に遠征なので多くても現場に行くのは月数回程度とはいえ、その熱狂的に追いかけていた昔の推しを推していた期間を超えて、推し歴としては一番長い推しになっていた。


僕にはまだ、熱がある。

だからもっと推しメンを追いかけていたい。応援したい。


距離、仕事、金銭etc…、たしかに僕のヲタ活には制限が多いかもしれない。

でも、「不自由で自由」だからこそ、僕はより熱量を持てる。



何を書いているか分からなくなったので、そろそろここでこの拙文を終わろうと思う。

これは、2023年4月にまつわる僕の備忘録。


(了)





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