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ベートーヴェンハウス@オーストリアのバーデンにて。

 ウィーン国立歌劇場前から出ている市電(トラム)で1時間ほど
揺られてバーデンという町に着きます。電車で行くよりトラムの方が
バーデンの中心地に着くので便利かと思います。
Badenという地名は、ドイツやスイスにもあります。
単語としては入浴するという意味がある様に、温泉地の事を指します!
なので、Badenという地名がある土地には温泉があります。
日本で言うとこの軽井沢の避暑地的でもあります。
僕は、バーデンという町が凄い好きで、ウィーンに滞在していると
必ず行く場所です。

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ここは市立バーデン歌劇場です。ここの劇場は、2004年から2007年と
4年間ベルヴェデーレ国際オペラコンクール世界本選に出場した時に、
世界本選は、ウィーンのカンマ―オペラ座であったのですが、
ここは、その世界本選に出場したファイナリストの受賞者コンサートを
させてもらえる劇場でここで歌えることに憧れを持っていました!

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ここの劇場で初めて中に入ったのは昨年で、モーツァルトのオペラ
「後宮からの逃走」を鑑賞しました。しみじみしながら中で鑑賞しました!
20代後半から30代前半とここに立てる日を夢見ていたなあと。
恐らく、中劇場ぐらいの大きさですが素敵な趣の劇場でした。

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オペラハウス(劇場)というのは特有の空間、雰囲気、個性があります。
古典的な劇場もあれば近代的の劇場もあり、どちらも何か劇場の威厳というか、こういう場所、空間、響きで聴くからオペラって素敵だなあと
思える様なものです。

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そして劇場には必ずカフェや立食のバーカウンターが併設されています。
サロンコンサートができるように小さなステージも。
日本でもホールを建設するにあたり、もっとこういう光景に触れた人達が
関わって欲しいものです。自動販売機もあってもいいですが、
コンサート前、休憩中に楽しめる空間は、もっと音楽と一体に考えて
欲しいものです。その事を見ても、コンサートやオペラ公演の
捉え方、ホールや劇場の役割、文化、芸術に対しての考え方の違いを
私は感じます。

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終演後のライトアップ1つにしても、日中、開演前、終演後と劇場の
雰囲気が変わるのです。

私のブログのクラシック道場の記事も読んでみて下さい♪


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そして、温泉施設の手前に小さな市場があって、
可愛らしい小さなお店も色々あります。
早くからお年寄りがカフェやお酒を楽しんでいる人達が多くて、
この雰囲気も好きです。

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温泉施設を撮らずに、空と木々が美しくてこんな写真しかありません(笑)
本当に小さな町ですが味のある町なのです。

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さてさて、ここがバーデンであの作曲家ベートーヴェンが住んでいた
ベートーヴェンハウスです。1821年から1823年の間ここに住んでいて、
バーデンには保養の為に度々訪れていたみたいですが、
その気持ちが物凄く分かります。

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もっと文字が見える位置で写真を撮れば良かったですね(汗)
有名な曲で言うと、日本で年末良く演奏される交響曲第九番の
「第九」の大半をここで書き上げたと言われています。
という事で、ここからベートーヴェンハウスの中をご案内したく
思います。

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