飄々とエモーション

 昨日、おばあちゃんの家に遊びに行った。おばあちゃんの淹れてくれたアイスコーヒーを飲みながら、大学の話やコロナワクチンの話など当たり障りのない時間を過ごした。そろそろ蚊が飛んで嫌な時期になってきたね、と言ったおばあちゃんは俺の腕にある虫刺されの痕を見ながら笑っていた。

 帰り道に三人の男子小学生が楽しそうに歩いているところとすれ違った。よく見ると、一人が三人分のランドセルを背負っていて大変そうにしながらもみんな笑顔だった。

「今でもそういう風習があるんだな」

そう呟きながら時代を感じた俺自身、もうすぐ二十歳を終える。


 家に帰ってから運動靴に履き替えてランニングをしに再び外へ出た。空はもうすぐ暗くなる時間帯だったので走る距離より辛さで体力を使うことにした。小さな山を登り、下ったところで大通りに出る。車が軽く渋滞している横を走り抜けると何だか足が速くなった気がした。そのまま心臓が割れるぐらい走って、風になった。しかし風になったは良いものの、走り終えた後の背筋の痛みは尋常じゃない。走った奴にしかわからない感覚が懐かしくて、つい思い切り走ってしまった。さすがに調子に乗りすぎたと反省している。


 話は変わるが、最近小説を書くペースが異様に遅くなってしまった。集中力がないというか、瞬間的に書きたい文章が浮かぶのでそれを文字に起こすが、それが切れたらもう動けない。簡単に言うと『モチベ―ションがない』。これは俗にいう〝五月病〟というやつだろうか。五月はもう終わるというのに、あまりにも遅すぎる。
 一応筆は進めているのでもう少し待っていてほしい。きっと期待に応えてみせる。

 今日のnoteは完全なる近況報告を兼ねた日記だ。この勢いで原稿を進めてみようと思う。それでは、また。

タイトルの元ネタは下記リンクから。