自分の人生とバスケットボール

私は小学校1年生から大学生1年生の今日までずっとバスケットボールを続けています。今自分の小学生や中学生、高校生を振り返ると、友達との色々な思い出もありますが1番濃い思い出はバスケットボールです。もともとのバスケ一家でもない私の人生がこれほどバスケットボールと育っていくとは両親も思っていなかったでしょう。

私はサッカーがしたかったのですが、兄の影響でバスケットボールを始めました。私はすぐに夢中になり、負けず嫌いだったため誰にも負けたくないと思っていました。

自分の功績と言えば(言えるほどでもない)、小学校で県の選抜選手、中学校で県の優秀選手です。チームとしては小学校、中学校、高校と優勝はできずでしたが県で2位、3位でした。

ミニバスは実質自分のワンマンチームといえ、チームが重なった中学校でも自分ともう1人の2人で得点をとっていました。当時は結果も出ていたためすごく楽しかったです。

実際にプレーで楽しめていたのは中学校までだったかもしれません。私は高校で挫折を経験しました。当時はとにかくバスケを辞めたくて仕方がなかった。高校も全国大会に出るようなチームにいって活躍する。その思いに迷いはなく、当時県で一位だった高校に入学しました。一年生時はフレッシュに努力し、試合にも出させてもらいました。二年生時はユニーフォームを着れるかどうか分からないところまで来ていました。練習も授業の前後の朝練、夕練がありとてもハードで、とにかくバスケを楽しめていませんでした。3年時には試合に出ることができるようになったものの、新人戦ではチームはある程度結果がよかったものの個人的によい結果が出ず、本当に悔しかった。最後のインターハイ予選では必ず良い結果を出そうと思い、実際調子もかなりよくなってきていました。新型コロナウイルス感染拡大によりインターハイ予選、本戦が無くなりました。自分は入学時からインターハイまでと決めていたので、ウィンターカップ予選まで続けず高校バスケを引退しました。夏で引退を決めたといっても、思いもしないインターハイ中止だったため、非常に悩みました。個人的にはすごく続けたかったですが、両親のことやこれからの人生を考えて引退して勉強を選びました。そのおかげもありこうして現役で大学に入学をしているのですが、正直冬まで残らなかったのは今でも後悔があります。冬まで残って良い大学に行けるほどの学力はなく、当時のわたしには浪人してまでバスケを続ける覚悟がなかったです。

バスケ辞めたかったんじゃないの?と思うかもしれませんが、本当に辞めたかった。実際に朝起きて、今日1日休みだったらどれほど幸せだろうかと毎日思っていました。1日1日をヘトヘトになって乗り切っていました。ただ、僕はバスケットボールは大好きです。小さい頃から高校バスケから大学、Bリーグ、NBAまで、広いカテゴリーをみています。プレーに関しても全国上位レベルではないと理解していてもチームで、試合で活躍できる、絶対に俺の方が上手いと思っていました。逃げたかったのは毎日の辛い練習、頑張っても結果を出すことができない環境でした。当時は先がみえず、バスケットを楽しむことを忘れていました。楽しむことができないほどしんどかったのは事実ですが、1番駄目なのは自分がバスケットから逃げたくなり、バスケを楽しもうとしなかったことにあります。


こうして楽しかった小中時代、挫折を経験した高校時代を過ごした私が思うバスケやスポーツにおける大事なことは、負けず嫌いと楽しむことにあると考えます。身近なチームメイトやライバルには絶対に負けたくないという気持ち、そのスポーツを心底好きで楽しんでいるという気持ちがとても大事です。充実していた時間はこの2つができており、高校時は2つともできていなかった。時にはチームメイトとぶつかることもあるかもしれませんが、それはお互いやチームが上にいくために重要なことだとおもいます。

大学に入り、小学校から続けてきたバスケをやめて、今までしてこなかった色々なことをしてみようと思いました。しかし、不完全燃焼やもうその時にはバスケがしたくてたまらなかったこともあり、バスケ部に入りました。私は今、バスケを楽しむということを重点においてバスケをしています。チームは正直今までやってきたレベルには劣っており、すぐに試合にでましたが、リーグの相手の大学はレベルはすごく高く、向上心は今でも無くなってはいません。

こうして私のバスケ人生は今もなお続いています。一度は辞めたくなったバスケですが、自分の人生においてこれほど熱中したのはバスケットボールしかまだなく、バスケを続けてきて本当によかったと思います。色々なことを経験したバスケを通しての考え方を、これからの人生でも生かしていけたらと思います。

社会人になってもバスケを続けることは現時点では考えていませんが、最後の学生バスケは完全燃焼で終えることができるように楽しみたいとおもいます。

長くなってしまいましたが、もし読んでくださった方々いたのなら本当に嬉しいです。少しでも共感できる部分があったら幸いです。


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