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耳を澄ませて、心の声を聞く。


 少し前に気持ちが爆発してしまった。
その前からちょっとずつ「あーあんまり良くない雰囲気だな今」ということを知っていたのだけど、漠然とした「不安」に完全に飲まれてしまってどうしようもなくなった自分に出会ったときにやっと自分が「本当にやばい状態」だったことに気がついた。 

今はそのときに比べてみたら元気になったなーと思う。だけれども、なんだかずっと胸がソワソワする日や、朝からずっと調子が悪い日もある。最近は寝つきも悪い。
何が普通の自分の心持ちなのかわからなくなりそうになってきた。

昨日の話を思い出して今日も昼前から泣いている。

でもこの涙が、本当に自分が悲しいから泣いているのか、辛いから泣いているのか、ただ出ているだけなのか、もはやわからない。涙腺がバカになるっていうのはほんとその通りにただ歯止めが効かないから、心の動きと関係なしにどんな衝撃に対しても反応しているというような感じ。


本が読みたいと思った。最近ずっと思っている。
本が読みたいというかスクリーンから離れたい。でもベルリンで日本の本なんて売っていない。電子書籍で読むしかないし、本屋を徘徊できないから何を読めば今にピッタリなのかも探せない。

そしたら書くしかないような気がして、ひとまず書いてみる。
わざわざ公開しなくてもいいのかもしれない。いや誰にも公開していない分もたくさん書いているのだ。だけども、誰かがいいねをつけなくとも、なんだか公の場で書きたかった。


多分、本当は誰かに聞いてほしいのだと思う。
なんでかな、この1年で体験したことは弱みを曝け出すこと、気持ちの話を聞いてくれる相手がいる大切さだったのに、これまでよりずーっと誰かに何かを話すことが難しくなってしまった。なんでだろう。
本当は話たいのに、聞いてほしいのに、いざ相手が前にいるとなんでもなく平気なふりしていろんなことをぼやかして話してしまう。

話したい。伝えたい。知ってほしい。


大人になるって、友人と自分の本音を話さずにただバカ話できる時間を共有するということなのかしら。誰にだったら自分のダサくて暗くて楽しくない話をしていいのだろうか。

そんなのみんなといても結局「ひとりぼっち」なんじゃないのか?

こうやって平気でない人同士が平気なふりして生きていくものなの?
そんなふうに考えてしまう。

今は視野が狭まっているだけだよて自分に言い聞かせる。
きっと楽しいがすぐそこの未来にあるのだと。
耳を澄ませて。
楽しいが聞こえてくる方へ。

今日もほんのちょっとだけ頑張る。明日のためのちっさなちょっと。それがいい。

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