鎧を脱ぎ捨てて。
見栄とかプライドとかそういうものに雁字搦めになっている自分がいやで、自分のままでいたくて海外に来た。
たくさんの経験をして、たくさんの当たり前を脱ぎ落とせて、たくさんの新しいメガネを手に入れた。
そう思っていたのに、また今度は「海外に来た自分」っていう鎧を知らぬ間に纏ってしまっている。
せっかくのこの経験を活かさなければ。
今のこの自分を続けなければ。
どんどん歩みが重たくなる。
そんな時、旧友の訃報を聞いてしまった。
こころがぎゅっとなった。いろんな姿を想像してしまった。
自分が生きててよかったと思えた。
目の前のあなたが生きててよかったと思った。
それだけでいいはずなのだ。
生きることを苦しくさせるような一切のもの脱ぎ捨てて、みんなが明日も生きれればそれでいいのだ。
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