ES (S&P500先物)相場観 2021/08/02週
先週の振り返り
下はS&P500先物9月(ESU1)の週足。反落。前週比-0.31%で引けた。一週間の値幅は57.75と極めて狭く、今週は大きく動く可能性がある。
先週の見通しでは
自分は今週半ば辺りから株価が下落を始めるという前提で投機行動をとる予定である。
と予想していたが、火曜日にちょっと下げただけでほぼレンジ相場で終わった。
ボリュームプロファイルを振り返ってみよう。下は先物5分足一週間分。中央値4393.75を挟んで±29ポイントに見事に収まっており、きれいに均衡がとれている。今週はこの均衡がどう破られるかが鍵となろう。
全体感
下はいつもの先物30分足チャート+ボリュームプロファイル。紫の弧で示されるオークション範囲を想定していたが、緑の弧で示されるオークションに移行している可能性がある。前述のとおり、紫の弧の上限で均衡が取れている状態なので紫の範囲に押し戻されるのか、緑の上端を目指してブレークアウトするのかは現時点では判断がつかない。
BPSPXなどの内部状態はだいぶ改善しているが、極端なネガティブダイバージェンスは解消していない。
10
10年金利は再び下落傾向で、2Y-10Yも潰れてきている。
となると、TLT:SPYの比率が再び上昇する可能性がでてくる。すごく雑に予測すると、TLT=155でTLT:SPY比率が0.36まで上昇すると、SPYは430.56あたりまで下がることになる。
VIXの動向も気になる。VIXのImplied VolatilityであるVVIXとVIXの比率が高止まり。これはVIXが急激に変化しやすいことを意味している。
鍵は債券相場(金利)
インフレ懸念と裏腹に10年債の金利は下落を続けている。今週は上院主導のインフラ整備法案や雇用統計などが市場の動きを触発する可能性が高い。引き続き下げ目線で望む予定。
8月3日追記
今日も先週のレンジ内で終わったけど、安値4365で反発して一気にレンジ上限まで上げたことから、雇用統計発表まで上げ目線で参戦します。
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