バク転講座

バク転で重要なことは8つあります。

それが以下です。

①勢い
②腕の振り
③ジャンプ
④腕や手の支え
⑤恐怖心(目線や首)
⑥腰の反り
⑦リズム(タイミング)
⑧下半身

これだけではわからないと思うので簡単に解説します。


①勢い


バク転で重要な要素の一つ目は勢いです。

バク転は勢いがないとできません。

初めは、これを覚えるためにしゃがんだ状態から
練習します。

ポイントは両膝を瞬間的に90度くらいにして
後ろに体重を流す練習します。

それを側転を使って、まずは練習していきます。

そして、少しずつ変えていきます。



②腕の振り


バク転で重要な要素の二つ目は腕の振りです。

腕の振りは『勢い』と『回転力』を上げるために行います。

勢いは、①の練習と合わせて練習する必要があります。

回転力とは、後ろに回るスピードや回りやすさのことです。

腕の振りは最初は側転でやっていただきます。
この時、腕の振りはバク転は真後ろに振りますが
最初は斜めに振って進めていきます。



③ジャンプ


バク転で重要な要素の三つ目はジャンプです。

バク転はジャンプを必ずします。

練習でもジャンプは欠かせません。

バク転をマスターする前にまずは
ジャンプして側転を覚える必要があります。

これはジャンプする癖をつけることと、

ジャンプすると一瞬空中に浮くので
たとえ側転であろうと、逆立ちのときに全体重を
腕で支える必要があります。

つまり、これから話す④の腕や手の支えと繋がっているわけです。

また、膝を曲げるときは膝を90度くらいに曲げて、
後ろに流れるようにします。

膝を90度くらいにする理由は膝を曲げないと飛べないからと、
後ろにバク転で移動できず、ほとんど動かないその場のバク転になってしまう可能性があるためです。

その場のバク転も悪くありませんが、
最初にこれを覚えると後々苦労しますので
後ろにしっかり移動するバク転を覚える必要があります。



④腕や手の支え


バク転で重要な要素の4つ目は腕や手の支えです。

バク転は初めた頃は、バク転の動きの中で
逆立ちなった瞬間に肘が曲がって崩れてしまいがちです。

なので

ここで意識することがあります。

それが肘と手を固めることです。

どういうことかというと、

肘を伸ばしたまま、手首と腕を内側に回して
骨格の限界でロックします。

そうすると、完全に固定されるので
バク転で手を着くときに支えられます。

これはまずは側転で練習していきます。

また、バク転のように後ろに回るような動きができてきたら
振った腕を耳に後ろの骨格的に動かないところまで持ってきて、
ロックします。

腕を後ろに振ると限界が来ると思いますが
それをバク転で手を着くまでキープするということです。

これはバク転をマスターするために練習します。



⑤恐怖心(目線や首)


バク転で重要な要素の5つ目は恐怖心です。

バク転をやる方が最も初めに取り除かなければいけないものです。

これは、目線や首の返しを練習して、克服していきます。

やり方はしゃがんだ状態の側転で
『首の返し』と『目線』の練習をします。

首の角度は初めは真横を見て進めていきます。

そして、だんだん角度を変えていき、最終的にほぼ真後ろに首を
返します。

それと合わせて、一緒に目線も地面や床に向けていきます。

また、これと同時に
『①勢い』『②腕の振り』『③ジャンプ』『④腕や手の支え』

これらも意識して進めていきます。



⑥腰の反り


バク転で重要な要素の6つ目は腰の反りです。

ここで重要なことは、
ジャンプをしながら腕を使って勢いをつけて、
しっかり引き上げることです。

引っ張りですね。

そうすると、上半身が一緒についてきます。

このとき、腕の振る方向は45度くらいに向けて振るのが理想ですが
それを意識して引っ張ると腰が反れてきます。

それをうまく利用して腰の反りを深くしていきます。

また、腰の反りは体が柔らかくなくても問題なくできるのですが
この時も「引っ張る」という動きとは別に
意識しておくと良いことがあります。

それが『膝の曲げる角度』です。

実は、腰の反りが深いように見えたり、バク転で柔らかく見えるのは
膝を曲げているからなんです。

あなたも膝を曲げずに腰を反るのと
膝を思いっきり曲げて腰を反るのを比べてみると
わかりますが、天と地ほど差があります。

膝の曲げはバク転をする上でとても欠かせないのです。

そして、側転からバク転に変えていくときは
膝の曲げをしっかり意識して練習していく必要があります。

というより、バク転は必然的に膝が曲がった状態で回ります。

つまり、バク転そのものが体が柔らかく見えたり、腰の反りが深く見える
技なんです。

これはそうなるものだと思ってください。

バク転は後ろ斜め45度に飛びますので
その角度はどんな意識をしても、必ず腰が反れます。

ただし、バク転の腰の反りを練習しておかないと感覚がわからないので

だからこそ、側転から少しずつ形を変えて、
その練習に腰の反りを加えていく必要があるんです。



⑦リズム(タイミング)


バク転で重要な要素の7つ目はリズム(タイミング)です。

これはどういうことかと言いますと

側転とバク転は手を着くタイミング違います。

側転は手をすぐ着きますが、バク転はほんの少しだけ
ジャンプして、手を着くまで待ちの時間があります。

なので、これを待つ必要があります。




⑧下半身


バク転で重要な要素の8つ目は下半身です。

これは正直、できなくても良いと思っています。

なぜなら、バク転を始めたばかりの頃は
その余裕がないからです。

バク転は後ろに回ると一瞬逆立ちになりますが
下半身とは、その後の動きのことです。

一言でコツを言えば、逆立ちの状態から斜め後ろ方向の上に跳ぶんです。

これはバク転をできるようになり、
応用もできるようになりたい方がいれば
話していきたいと思っています。



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公式ラインアカウントを作りましたので
興味があればお越しください。