黄泉平坂よりこんにちは
どーも、退廃主義者です。堕落に堕落を重ね時間を浪費しております。
最近は、文学にやや傾倒しておりここ数日はニーチェに触れています。(にわかです。ガチ勢の方ご容赦下さい)
ニーチェといえばどんなイメージを持ちますか?
一般的には、
・オタクが好きそう
・ニーチェ先生
・なんか、やばい奴
・病みそう
という印象があるらしいです。
(平成30年度ジャパリパークの住民を対象にしたアンケート参照)
どうやら、掴みどころがないせいかあまり認知されていないようです。
では、彼の考え方はどのようなものであるか
私の言葉で表現すると「周囲に流されずに自分の頭で考えて行動する」に尽きる。
え?意外と極端ではない。むしろ、周知されている考え方ではないのかと感じる方もいるだろう
だが、流石はニーチェ。鋭さが尋常ではないのだ。
考えてみよう。
※「周囲」とは
空気や周りの人のこと。或いは、環境のことだろうか。これだと、合ってはいるがなんとなく物足りない気がする。
彼は、慣習や倫理、道徳、宗教までも含めたのであった。これらのものは、あくまでも人間の創作物であり自然に由来しない。また、これらは如何なるときも人々に都合のいいように解釈されてきた。良心や正義、善もそうだ。人間の行動を肯定しているのに過ぎないのだ。「道徳の系譜」
代表的な例をあげるとキリスト教だろう。「神は死んだ」のフレーズは、あまりにも有名だ。ニーチェが糾弾しているのはキリストそのものではない。むしろ、弟子による教えを弟子の都合の良いように布教したことである。
例をあげよう
・ユダヤ人への迫害は恨みによるものである。
・死を経験した人がいないにも関わらず、死後の世界を語る
・ご都合主義を隠すために神話を創作した
・平等主義を掲げているのに教皇がいる。
これらは一部にしか過ぎないが、矛盾だらけであることは一目瞭然であろう。自称聖職者による創作ここまでくると逆に褒めたくなる。
「アンチクライスト」
※「自分の頭で考える」とは
「周囲」に囚われずに考える。言葉にするのは安易であるが、実際には苦難を極める。ニーチェは、これに辿り着いた人を「超人」と呼ぶ。
だが、現実では自分の気付かな内に「周囲」に囚われていることが多い。善悪の価値観を自分で考えたものと認識していても、実際には何かの影響を受けていることとある。「善悪の彼岸」
また、いくつもの困難が待ち受けている。
・孤立や迫害される。
・大衆が理解できないことへの諦め「虚無主義」
・大衆が信じていることを否定する「暴力主義」
・何度もループする回帰性「永劫回帰」
これらはほんの一部だが、乗り越えるのはとても難しいことは伝わるであろう。
だが、「自分の生き方」は「周囲に流されずに自分の頭で考える」。これこそが、いついかなる時でも通用するニーチェの金言であると私は考える。
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