beerbeer

日本では政治的に(政党がどうとかではなく)市場がないV2G ACという技術にハマりすぎ…

beerbeer

日本では政治的に(政党がどうとかではなく)市場がないV2G ACという技術にハマりすぎてアメリカに転勤後、転職しました。 記事のキーワードは V2G ビール/IPA/West Coast IPA アメリカ です。

記事一覧

アメリカでの確定申告(Tax Return)

年末に駐在員という立場を終えて年明けから現地企業で働くにあたり、確定申告が心配事の一つでした。 というのも前職で駐在員という立場では(そしてそれなりの駐在員もそう…

beerbeer
4週間前

電力系統の構成

欧州(というよりデンマークやドイツ)の電力市場についてまとめようと思いましたが、そもそも電力系統の構成を理解していないことに気づいたので、それを先にまとめます。 …

beerbeer
2か月前
5

アメリカの電力市場について - Kick off-

転職も落ち着いて、改めてやはりアメリカの電力市場を理解することが大事だと思ったので、noteで自分の考えをまとめてみます。 背景 僕がメインで開発してきたのはV2Gと…

beerbeer
3か月前
4

アメリカでの転職(引越し編)

前回の記事から無事H1Bビザ承認を終えて、onboarding(適切な日本語がわからないですが。。。入社前の書類作業?)が始まりました。そしてついに明日から仕事です! 最大の…

beerbeer
4か月前
2

アメリカでの転職(事の顛末編)

ずっと書こうと思いつつ、時間的、気力的、会社的に書かずにいましたが、アメリカでの転職がようやく決まったのでその記録を残します。 免責事項的に書きますが、あくまで…

beerbeer
5か月前
1

ビール醸造工程(発酵、瓶詰め)

前回までで熱々の煮沸された麦汁ができました。 再度国税庁がまとめた製造工程図をそのまま添付します。 https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2022/pd

beerbeer
8か月前

ビール醸造工程(麦芽〜麦汁)

色々なサイトを手掛かりに、ビールを作る工程をまとめてみます。 それぞれの奥深さ(こうしたらこうなる、とか材料の違いはこうだ、等)はさておき、まずは工程とそれがビー…

beerbeer
8か月前

ビール作り

せっかくアメリカにいて、大好きなIPAを本場で満喫しまくっているので、そろそろビール作りでも始めようかなあと思っています。 ミシガン州の有名どころのIPAはこの1年弱…

beerbeer
9か月前

RMarkdown with VSCode

今までとはまた全然別の記事を投稿します。 H1Bビザの抽選は落ち、EB-2(所謂グリーンカード)を狙っていますが、どうも2回目の抽選があるとの噂もあり、とりあえず様子を見…

beerbeer
9か月前

アメリカでの転職(H1-Bビザ編)

V2Gの本場でもっと活動したくてこちらに来ていて、それもあっていつかは転職するだろうなあと思っていたのですが、存外早くそのタイミングがあり、転職活動をしています。 …

beerbeer
1年前
10

アメリカの仕事スタイル

今回はミシガンに限定した話ではなく、アメリカ全体に言えることじゃないかなと思っています。 ミシガンにきていくつかびっくりしたことや改めて感じたことを書きます。 …

beerbeer
1年前
1

アメリカの住宅

久しぶりにミシガン生活について書きます。 会社の補助で家に住めているのはありがたいですが、某自動車会社と比較すると潤沢な補助ではなく、こちらでいうところのapartm…

beerbeer
1年前
1

電気自動車の概要と課題

前回の記事では、V2Xが必要な理由として下記市場背景を記載しました。 環境対策の一環として 環境対策の一環として 電気自動車の急速な普及が見込まれる 再生可能エネ…

beerbeer
1年前

電気自動車とV2Xについて

さて、いよいよ技術的な記事を書いてみます。 今回は導入の導入です。問題提起みたいなものをして細かいことは追って記事にします。 記事の書きやすさから最初から専門用語…

beerbeer
1年前
2

アメリカのサイズ感

アメリカ、という一括りにすると他の州では違ったりすることが多いようです。 日本人からすればみんな見た目一緒だし英語しゃべってるから変わらないだろって感じしますが…

beerbeer
1年前
3

自己紹介

アメリカのミシガン州在住のV2Xエンジニアです。 中学時代もミシガンで過ごしていて、毎日が楽しくなく日本に帰ってきたぐらいアメリカのことは好きではなかったのですが、…

beerbeer
1年前
6
アメリカでの確定申告(Tax Return)

アメリカでの確定申告(Tax Return)

年末に駐在員という立場を終えて年明けから現地企業で働くにあたり、確定申告が心配事の一つでした。
というのも前職で駐在員という立場では(そしてそれなりの駐在員もそうだと予想しますが)それなりに会社が面倒を見てくれている感じがしたからです。
例えば前職では大手PwCから派生したVialtoが窓口で、彼らが用意した日本語のフォームに答え、資料を提出することで確定申告が終わりました。

今回はそういった立

もっとみる
電力系統の構成

電力系統の構成

欧州(というよりデンマークやドイツ)の電力市場についてまとめようと思いましたが、そもそも電力系統の構成を理解していないことに気づいたので、それを先にまとめます。

電力系統の構成はなんとなく一緒ですが、誰が所有しているか、運用しているのかという点において違いがあります。
それも合わせて記載します。

間違っている点があれば教えてください。
あと間違っていたとしても責任は負いません!

電力系統の構

もっとみる

アメリカの電力市場について - Kick off-

転職も落ち着いて、改めてやはりアメリカの電力市場を理解することが大事だと思ったので、noteで自分の考えをまとめてみます。

背景

僕がメインで開発してきたのはV2Gという、電力自動車(EV)の電池に蓄電されたエネルギーを活用(放電、より都合の良いタイミングで充電、電圧や周波数安定化)する次世代技術です。
これにより、痛みを少なくしてEVのみならず再生可能エネルギー(再エネ)の普及を促すことがで

もっとみる
アメリカでの転職(引越し編)

アメリカでの転職(引越し編)

前回の記事から無事H1Bビザ承認を終えて、onboarding(適切な日本語がわからないですが。。。入社前の書類作業?)が始まりました。そしてついに明日から仕事です!

最大の懸案事項だったリロケーション(引越しとそれにまつわる諸々)プロセスはなんとか終えようとしています。

これだけ書くと聞こえがいいですが、ストレスフルな出来事も多々あったのでそれを記します。
というかほぼ(アメリカに対する)愚

もっとみる

アメリカでの転職(事の顛末編)

ずっと書こうと思いつつ、時間的、気力的、会社的に書かずにいましたが、アメリカでの転職がようやく決まったのでその記録を残します。
免責事項的に書きますが、あくまでも個人的な記録です。ビザは不法滞在などの問題に直結し家族や自身が物理的に不幸になることがあるのであくまでも参考です。絶対に100%信用しないでください。責任は負いません!!!

ちなみに前回記事は↓

どこに転職するのか

転職先は関係ない

もっとみる
ビール醸造工程(発酵、瓶詰め)

ビール醸造工程(発酵、瓶詰め)

前回までで熱々の煮沸された麦汁ができました。
再度国税庁がまとめた製造工程図をそのまま添付します。

https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2022/pdf/009.pdf

残った工程は

冷却・酵母投入・主発酵

熟成(後発酵(2次発酵))

瓶詰め!!!(終わり)

です。ドライホッピングをする場合は#2のタイミングでホッ

もっとみる
ビール醸造工程(麦芽〜麦汁)

ビール醸造工程(麦芽〜麦汁)

色々なサイトを手掛かりに、ビールを作る工程をまとめてみます。
それぞれの奥深さ(こうしたらこうなる、とか材料の違いはこうだ、等)はさておき、まずは工程とそれがビールの味わいのどこに寄与するのかまとめたいと思います。

と言いつつ、製造工程そのものについては、国税庁がまとめた製造工程図をそのまま添付します。

https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaiky

もっとみる
ビール作り

ビール作り

せっかくアメリカにいて、大好きなIPAを本場で満喫しまくっているので、そろそろビール作りでも始めようかなあと思っています。

ミシガン州の有名どころのIPAはこの1年弱すべて飲んでいて、なんとなく自分の飲みたいビール(というよりIPA)がはっきりしてきたのでそれを目指したいと思っています。

ただあまりにもビール作りの知識がないので調査しながらそれを記事として投稿して備忘録にします。
※いつまで続

もっとみる
RMarkdown with VSCode

RMarkdown with VSCode

今までとはまた全然別の記事を投稿します。
H1Bビザの抽選は落ち、EB-2(所謂グリーンカード)を狙っていますが、どうも2回目の抽選があるとの噂もあり、とりあえず様子を見ています。

さて、今日の本題はRmarkdownをVS Codeで使うまでに苦労した内容です。
写真は最近入手した美味しいビールたち。

そもそもの動機今の仕事では車を使って実験しています。実験データはオシロスコープとCAN通信

もっとみる

アメリカでの転職(H1-Bビザ編)

V2Gの本場でもっと活動したくてこちらに来ていて、それもあっていつかは転職するだろうなあと思っていたのですが、存外早くそのタイミングがあり、転職活動をしています。
ある動画でビザ >>>>>>>>> 技術 > 英語、というのを見ましたが、まさしくそれです。
自分の力量によらず、僕もビザの有無でそもそも話がなくなりました。
数年アメリカ現地法人に出向し、アメリカで転職活動をしていた友人はこの現状に打

もっとみる

アメリカの仕事スタイル

今回はミシガンに限定した話ではなく、アメリカ全体に言えることじゃないかなと思っています。

ミシガンにきていくつかびっくりしたことや改めて感じたことを書きます。
なんというか、ざっくりいうと日本の方が圧倒的に仕事に対するやる気はあるし、スーパーなりスタバなり居酒屋なり、THE現場の効率は圧倒的に日本の方が良いと思います。
よく日本は労働生産性が悪いとか言われますが、労働生産性の定義からすればそうか

もっとみる
アメリカの住宅

アメリカの住宅

久しぶりにミシガン生活について書きます。

会社の補助で家に住めているのはありがたいですが、某自動車会社と比較すると潤沢な補助ではなく、こちらでいうところのapartmentに住んでいます。
こんなところ。

カリフォルニアほど激しくはないですが、ミシガンも家賃が上がっていてハイエンドではないこのapartmentですら1700ドル/月です。
ただ Farmington Hillsに住んでいること

もっとみる
電気自動車の概要と課題

電気自動車の概要と課題

前回の記事では、V2Xが必要な理由として下記市場背景を記載しました。

環境対策の一環として

環境対策の一環として

電気自動車の急速な普及が見込まれる

再生可能エネルギー[再エネ]の普及が進んでいる

自然災害の甚大化

その理由を追う前に、まずは電気自動車(PEV)と再エネの概要と課題について取り扱いたいと思います。
この記事ではまずはPEVについて。
※前回記事の通りPEV = 純粋なE

もっとみる
電気自動車とV2Xについて

電気自動車とV2Xについて

さて、いよいよ技術的な記事を書いてみます。
今回は導入の導入です。問題提起みたいなものをして細かいことは追って記事にします。
記事の書きやすさから最初から専門用語が多いですが、いつかは説明します。

V2Xとは?(第一弾)

早速ですが、V2XとはVehicle to Everythingの略記です。
Everythingとは言っていますが、ある程度何かは決まっています。
異なる技術分野でもこの表

もっとみる
アメリカのサイズ感

アメリカのサイズ感

アメリカ、という一括りにすると他の州では違ったりすることが多いようです。
日本人からすればみんな見た目一緒だし英語しゃべってるから変わらないだろって感じしますが。
ただ下記を考えると物理的に州の違いがあってもおかしくない…。

面積で考えた時に

カリフォルニア州は日本全体より少し大きい

ミシガン州は日本の本州とほぼ同じ(湖入れてですが)

ミシガン州最大の湖Lake Superiorだけで本州

もっとみる

自己紹介

アメリカのミシガン州在住のV2Xエンジニアです。
中学時代もミシガンで過ごしていて、毎日が楽しくなく日本に帰ってきたぐらいアメリカのことは好きではなかったのですが、V2Xが好きすぎてまた同じ場所に戻ってきました。

V2Xエンジニアは造語しました。スキル的には

系統連系含めあの辺りの規格がわかるし、規格を作る打ち合わせで発言している

系統連系: IEEE 1547-2018, IEEE 154

もっとみる