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🍺7 長崎県立コロニー

ビールスタンド重富マスター重富です
100年続く、重富酒店を経営しながら 酒屋の店先と、広島駅で
ビールスタンド重富というビールスタンドを運営しています。
ビールの美味しさ、楽しさを伝える「麦酒伝道師」を目指しています。

今日の放送は 2020年8月11日 7回目です
今日も、重富の大学時代についての お話です。


ほぼ、男子校のような大学のなかで
彼女がほしければ この部活を選べ 的なクラブが いくつかあり
ボランティア部も その中の1つに ノミネートされていた理由がわかりました。学生ボランティア協会 通称 学ボラ メンバーは 50名位いたでしょうか?その中で 男子は 10名程度です
もちろん、重富は 彼女を作るために選んだのではありません
福祉の活動をするためです。 

佐世保市社会福祉協議会の建物の中の会議室を借りて
毎週水曜日に 運営会議があり、毎週木曜日に各班の会議が開催されます。
毎週日曜日には、どこかの班の活動があります。

今日は コロニー班について お話しましょう。

検索で県立コロニーを調べると 出てきません…
住所からGoogleマップで探してもありません。 航空写真で調べてみると
コロニーがあった辺り、取り壊されていた残骸が映っているだけでした。

コロニーに行くのは、大学からバスで市内中心部まで行き、そこでバスを乗り換えます。乗り換え時間を入れると ほぼ 90分

活動内容は、肢体不自由で施設に入所されている方の 部屋に行き、部屋といっても個室ではなく、病院の大部屋的な感じですが。 そこで、お話をしたり、なにかお手伝いをしたり、可能であれば食事介助もします。 成人棟と 児童棟があり 養護学校教員を目指していたこともあり、重富は 児童棟で活動しました。
その当時、子どもたちに流行っていたのが「オセロゲーム」 子どもたちが、オセロ版に数字が振ってあり、その数字を聞き取り、相手の駒も自分で置いていきます。
オセロは、あまり得意な方ではありませんでしたが、児童が相手でしたので、まあまあ勝っていました。 児童棟といっても、未成年者ばかりではなく、重富と同じ年の方や年上の方もおられます。 その中の1人、深堀君という青年がいました。 彼は目茶苦茶オセロ強くて、どうやっても勝てません。 よく聞くと、オセロ大会で何度も優勝しているそうです。

昼食介助を済ませた後、一度みんな会議室にもどり、食事と休憩なのですが…半年間位は、昼ごはんを食べる事ができませんでした。
子ども達の前では、優しいお兄さんを演じてはいますが…気分が悪くなっている事もしばしば… 障害児教育に進む と言っていましたが…自分自身の 汚さやずる賢さを感じます。
1年位活動を続け、入所者の方から、施設の外を散歩したいとの要望があがり施設の管理者の方と話し合いが行われました。 事故や怪我をした場合の責任を学生の君たちが取れますか? 的な返答があり、学生気質でもあるのか「頑固として立ち向かう、入所者に自由を」 的な熱量はぬぐえず。 話は平行線のまま何度も話し合いをした結果、職員が付き添い「散策」ということで折り合いがつきました。
しかし、実際に「散策」となると、事故や怪我がおきたらどうするのだ…と心配でなりません。 笑顔の入所者の方とは 裏腹な自分がいました。 

オセロが強い、深堀君。 長崎県大会や九州大会に出かける為
ご家族が、外出届けをだして、重富の車で会場に出かけるようになっていました。
重富個人で外出届けを出した場合、なにかあった時の責任問題を回避する意味もありました。
交通事故やなにかのトラブルが起きる事よりも、深堀君の挑戦を応援するという気持ちが強かったですね。 今だと、もっともっと慎重に行動していたように思います。
外出は、日帰りでしたので、気が付かなかったのですが…
深堀君が九州大会で優勝し、東京での全国大会に出かけることになりました。
飛行機に乗っての介助を依頼され…速攻で快諾したのですが…
これが、重富自身の人格を否定することになる。大事件に発展することになるのです。


第7回目の放送は ここまでです
次回は 深堀君との 東京旅行についてお話したいと思います。


おしらせです

現在重富は、クラウドファンディングに挑戦中です
昨日 目標達成しました。皆様、ご支援ありがとうございます。 
引き続き、ご支援を受け付けていますので よろしくお願いいたします。

コロナが収束するまでに、日本中のビールを美味しくするプロジェクトです。
ネットで「カナエンサイ夢」で検索してみてください。
2020年8月末まで実施しています。よろしくお願いいたします。


「手入れの行き届いたビールは、笑顔を生み出します」
ビールスタンド重富マスター 重富がお届けしました