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アウェイ(他店)でビールを注ぐって大切🍺

ビールが変われば、〇〇が変わる
ビールスタンド重富マスター重富寛です。

この夏3回ほど「他流試合」をさせていただきます。銀座ライオンさん。

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ホーム(自店)で基本をしっかり培うことが基本ですけど…

ホーム(自店)では、ビールを注ぐ際のトラブルは、ほぼ起きません。というか、何年も営業していると「トラブル」の解決策や、回避策が培われます。つまり、トラブルが起きなくなる環境です。それでも、未経験の事があると、新しいトラブルは起きます。また、自分のステージがあがると、これまでに気が付かなかったトラブルに気が付くこともあります。

トラブルを解決する = システムエラーを改善する

他流試合会場は、新たな難問(トラブル)の宝庫

ビールサーバーの高さが違う、グラスの置き場所が違う、室温、ビール温、銘柄が違う。そもそも「流派が違うのです」

昨日の銀座ライオンさんもそうでした。
もちろん事前に訪問して、設備(サーバー・冷蔵庫の温度等)は確認しました。客として来店し、客目線での動線も確認しました。

でもわからないことだらけなんです。10個や20個は軽くあります(笑)
営業前に30分程度でも、ビールを好きなだけ注がせてもらえれば、多少は対応策を考えることができるのですが、他店でそんなことは「希望」できません。大変申し訳ないとは思いつつ、お客様に提供する「ビール」を注ぎながら、トライ&エラーの繰り返しを、過去最短時間で改善していかなければなりません。

30年のビール注ぎの経験で、瞬時に解決できることは多くはなりましたが…

それでも、何故?何?どういうこと? だらけです…
3時間位経過し、全てのビールメニューを数回注ぎ終え、昨日開栓した樽を、新しい樽に交換し(こことても重要です)

経験力と想像力を、フル稼働させます。
ここで「出来た・大丈夫」と思うと大間違い…

次のステージがやってきます。

このステージには、終わりはないのです

より多くのステージを経験する

やたらめったら、経験すれば良いというわけではないとは思いますが、この数十年で言えば、だれもやったことがないので、答えは誰もわかりません。

ジョッキ洗い3年・泡切3年・注ぎ8年

この言葉がビール業界に伝わります。少なくとも、この時期には「他流試合」的なステージを経験するほうが、自店でのステージを上げることができると感じます。

今回の銀座ライオンさんでの「経験」を自店にどう生かすのか?また来月、再来月の「他流試合」にどう挑むのか? を 考える2カ月間になります。