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ビールスタンド重富マスター重富です
100年続く、重富酒店を経営しながら 酒屋の店先と、広島駅で
ビールスタンド重富というビールスタンドを運営しています。
ビールの美味しさ、楽しさを伝える「麦酒伝道師」を目指しています。

今日の放送は 2020年8月14日 10回目です
今日は えぼし班 についてお話します。


先ほど広島FMさんでお話をしてきました。
冨田なおこ の ブラフラ テルミー トミーのコーナーです
広島の方はラジコで 県外の方はラジコプレミアムで一週間聞くことができます。Wトミーで送りしています 是非どうぞ!

えぼし班 とは 知的障害者 障害児の 入所施設で えぼしだけという山の中腹にある。 赤木学園 えぼし学園での 施設活動です
大人の方がいらっしゃるのが、赤木で 子どもたちがえぼし です。
重富は、主に えぼし学園の方で活動をしていました。
男性ボランティアが少ないのと、定型的にわりと丈夫なこともあり
活動内容は、相撲、プロレス、レスリング です。
女子たちは、塗り絵とか 絵を書いたりの創作活動が多いのですが…
重富は、体力勝負の活動です。 中高6年間の自転車通学で鍛えた下半身と、酒屋でビールを運ぶ 腕力が役に立ちます。
子ども達、やはり 同じ施設で数年暮らしていますので、やはりストレスが溜まります。 特に元気のよい男の子、女の子たちのストレス発散の意味では役に立っていたのだと思います。

コロニーでは、活動中に考え込む事も多々あったのですが
えぼし版では、体を動かすことで 考える余裕がありません。
今思えば、動いている、汗をかくという 具体的な事がらが ボランティアをやった という 充実感につながっているように思います。
コロニーでは、なにもせずに ただ横に座っている時間も多かったので
「活動」とは なにか? と 悩む事も多かったのです。
相撲やプロレスの 最初の1時間は 子どもたちが主なのですが…
後半になると、相手が変わってしまいます

子どもたちに交じって、施設の指導員のスタッフさんが参戦してきます。
スタッフさんも子どもたちと 施設で暮らしています。 お休みの日は街に出かける事もあると思いますけど… そこはやはりストレスのはけ口としてボランティアの力が必要なのかもしれません。
でも、スタッフさんと言っても、20代の女性がほとんどです。
一応、重富も男子ですし、活動とはいえ…20歳の女性と 相撲やプロレス。
これは、ボランティア活動なのかと 悩んだこともありましたが…
スタッフさんのストレス解消も、大事な役割だと 割り切って本気で投げ飛ばします。  その当時の重富は、大学でも割と…割とですよ もてる方ではありましたので。 気分転換には なったのかな とは思います。

えぼし学園で 年を重ねた子どもたちは  赤木学園の方に 移動します
活動中 先輩が この子 きのこ班にいた子だよ。 と 教えてくれました。すこし意味がわからなかったのですが… きのこ班の活動の中でその深い意味を知ることになります

コロニー班も えぼし班も 入所施設での活動です
多くの方は、この施設で人生を終える事になります。 でも、その当時の重富は目の前の活動を考える事が精いっぱいで、ただがむしゃらに体を動かすことしかできませんでした。

そんな或る晩、先輩の下宿で語っている時に
永瀬先輩が こんな質問をしました
「のお重富君 金魚鉢の金魚と 池の中にいる金魚 どっちが幸せだと思う」


第10回目の放送は ここまでです
次回は、学ボラについてお話したいと思います。

おしらせです

現在重富は、クラウドファンディングに挑戦中で
先日 目標達成しました。皆様、ご支援ありがとうございます。 
引き続き、ご支援を受け付けていますので よろしくお願いいたします。

コロナが収束するまでに、日本中のビールを美味しくするプロジェクトです。
ネットで「カナエンサイ夢」で検索してみてください。
2020年8月末まで実施しています。よろしくお願いいたします。

「手入れの行き届いたビールは、笑顔を生み出します」
ビールスタンド重富マスター 重富がお届けしました。