見出し画像

この秋観たい(観る)映画

40年前に飛行機事故で亡くなったランディ・ローズのドキュメンタリー映画がこの秋日本で公開されるとの事で、初日(11月11日)に行って来ようと計画を立てています。この手の映画は一緒に行ってくれる人もいないので一人で行かなければなりません。また、ここ数年は観たい映画があっても以前のように気軽に誰かを誘えなくなってしまいました。「きっと興味ないのではないか」「誘われたら断れないのではないか」「忙しいのではないか」と考えると誘うのを躊躇してしまうからです。大人になるとどんどん孤独になっています。

ランディローズというギタリストを知ったきっかけは、高校一年生の時に聴いた「トリビュート〜ランディローズに捧ぐ」というライブアルバムでした。それまでスタジオアルバムしか聴いた事がなかった私は、ライブ1曲目の出だしの1秒で雷が落ちたような衝撃を受け、授業中にウォークマンで最初から最後まで何度も聴きながら、自分の中にある意識の風船が果てしなく膨らんでゆくような、自分自身が音そのものになってゆくような、ある種の神秘体験をしてしまったのでした。16歳であの体験が出来たのは大きかったです。

ところで、ギターの音というのは、ギターのスペックやアンプの種類や、ましてエフェクターの数で決まるようなものではなく、弾く人の魂の波動そのものであると言わざるを得ません。ランディローズの音はランディローズにしか出せません。もう生では聴く事はできませんが、映画館の大きなスピーカーでその豊かな膨らみをどこまで再現できるのかが一番の楽しみです。

ところで、クレイジートレインのPVにも登場するカールサンドバルが作った水玉模様のフライングVは、てっきりキブソン製だと思っていましたが、実はギフソンの形をしたストラトキャスターだということを最近知りました。製作に至る秘話が映画で観れる事を期待しています^_^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?