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アメリーレンズ来日に寄せて

ベルギー出身のハードテクノDJで、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いのアメリーレンズが4年ぶりに来日します。ライブは渋谷で1日だけのオールナイトのロングセットとなりますが、間違いなく素晴らしいライブになるはずで、自分が置かれている状況を考えなければめちゃくちゃ行きたいです。

ところで、ベルギーと言えば、ワッフルやビールだけでなく、養蜂も歴史があり、「青い鳥」や「蜜蜂の生活」を書いたノーベル賞作家のメーテルリンクもベルギー出身です。メーテルリンクの「蜜蜂の生活」は私の大好きな本の一つですが、一つ一つの描写よりも、全体に流れるメーテルリンクの哲学や思想にはかなり影響を受けました。

話は戻りますがが、テクノミュージックもベルギーが世界を牽引している感があり、近年ではシャーロットデウィット、アメリーレンズと言った女性DJが性別を超えたところでテクノシーンを大いに盛り上げています。ベルギーのクラブシーンや文化に関しての情報は日本ではあまり出てこないのですが、養蜂やテクノミュージックを支え、メーテルリンクを生んだ土壌がベルギーという国のどんなところあるのか興味は尽きません。

ところで、テクノという音楽の聴き方として、その時鳴っている音は布石と捉え、その数小節後に鳴るであろう展開を予想しながら聴き、自分の予想と同期した時に生まれるシンクロニシティに最大の気持ち良さがあると思っていますが、その辺の布石の打ち方が抜群に上手いのがアメリーレンズです。

立春まであと2日。
梅も開花し、ミツバチの巣箱の中ではもう春の準備が始まっています。今年の上半期の展開を想像しながら、布石を打っていかねばなりません。

我々人間の魂のいちばん純粋な塩を、この地上で保存しているのは女性である by メーテルリンク

https://youtube.com/live/ojxZhCj4m7c?si=EnSIkaIECMiOmarE

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