ニコニコ動画がつまらなくなったのっていつ頃から?(作品群の話)
ってマシュマロをもらったので回答します。以下回答。
Re:仮を眺めてる分だとわかりにくいと思います。
(先にシステム面の話をすると2012年ぐらい以降、2017年まで動画の読み込み速度がうっすらうっすら遅くなっていって真綿で首を絞められる感じでした。他にもありましたがシステム面の例はそれです。)
で、作品群については、”どのジャンルのどの点を受け付けないか”によります。
結論から言うと、めちゃくちゃ早い人だと2007年、人によっては2010年、多くのニコ廚に認知されるのがだいたい2015年ごろです。
仮にボカロを例にします。※【重要】あくまで私見です
2011年「カゲロウデイズ」カゲプロを受け付けない人が出てきます。(2008年悪ノシリーズは割愛)
2013年くらいに、”ボカロってどうせこういう曲調でしょ?”って感じで、曲表現の限界が一回来ました。2015年くらいにはボカロを(誰々さんに歌っていただく~スタンスではなく)単なる音の出す"楽器"として使用されました。2016年には再生数的には大伸びするんですがランキングへのランクイン(位置?回数?とにかくあまり見当たらない)が微妙なので、個人的には盛り上がってたかと言われると大いに疑念があります。で、2017年にアンノウンマザーグースと砂の惑星が投稿され、ニコニコ動画(やボ界)への冷めた態度が浮き彫りになります。ということで、ボカロだと2011年説などです。個人的には2015年以降がキツかった。そもそも2008年2009年にはミクは歌だけじゃない、(イラスト・PV等)イコンとしての姿に未来を感じてたので、2015年に特に"退化"を感じてました。
ゲーム実況だと2008年の幕末志士やhacchi等で爆発しすぎたので、2010年くらい以降の供給過多を受け入れられるかどうかがポイントです。
よく話題になるのがマリオメーカー問題(2015年)ですが、これは多くの人から見てわかりやすい破綻が2015年なだけで、2013年から2014年にかけて少しずつyoutubeやbilibiliの魅力に気づいた投稿者が引っ越していきました。
そもそも、めちゃくちゃ古の価値観を引きずってる人だとPart制になった時点で「つまんない」という声はありました。2008年です。
うたってみたは、多くは語りません。もうhalyosyやsmilingや王族バンドやルート5やmagnetの時点で拒否反応出てる人は出てました。まぁ仮に、「歌ってみたが多すぎる」印象があるのが2010年としときます。
公式アニメが強すぎるのが批判されたこともありました。ユーザー主体の二次創作がランキングから追いやられるという理由です。記憶が薄いのですが(ウィキペディア"ニコニコ公式アニメ"より)2010年までには既にあった意見です。
それを言い始めると(2007含む)2008年~2009年の変遷で、実写系コンテンツが弱いという批判がありました。(気持ちはわかるんだよなぁ)
■中まとめ
長くなってきたので少し巻きでいきます。
「つまらない」と言われる根拠を大きく分けると、
①ランキング画面のサイクルが遅い
②内容に変わり映えがない(似たり寄ったり、飽き、ネタ切れetc...)
③内容の中身が受け付けない
の3つに分けられるんじゃないかなと思います。
(①ランキングサイクルの遅さはシステムの問題なので質問の趣旨から外れますが、2008年に劇的に劣化、以降迷走し2015年ごろには
工作があまり効かないという意味でもランキングサイクルが遅くなりました。)
②内容に変わり映えがないというのもランキング制の悪い面が出ています。
「こうすれば伸びやすい」手法がなんとなく存在する、そういう空気感が実績とともに少しずつ浸透しました。
似たり寄ったりや、飽きに繋がってます。
また、ジャンルの寿命・ネタ切れという側面もあります。
ゆっくり実況は2010年前後から爆発的に伸びましたが、ニコニコ動画でのゆっくり実況はキャラ人格の遷移とネタ切れ感によって徐々に衰退、
2015年?くらいからyoutubeに主戦場を明け渡した印象です。
③"内容の中身が受け付けない"についてはこれまでに話したものが一例です。当たり前ですがひとそれぞれということですが、
それでも共通認識が多い事例はマリオメーカー問題(2015年)が挙げられます。
それ以外については"真夏の夜の淫夢"が挙げられます。以降「淫夢の内容が受け付けられない人がいる」という文脈で書きます。
まず淫夢は2010年ごろI'm so happy系派生MADで多くのニコ廚の目に触れたというのが私見です。その後派生作品については2012年のホモコーストにより大量削除、
現在2010年2011年の動画群を見て淫夢の栄華を推し量るのは難しいです。
2012年以降淫夢の音MAD、BB劇場で淫夢ジャンルは拡大していきます(内容が汚いので、そこを忌避するユーザーが増えたことでしょう。)
拡大していくんですが、それぞれの淫夢系動画は20万再生程度のヒット動画が大量にあるのが特徴なので(ボカロはヒットすれば50万再生以上は固いが淫夢では稀なほう、その代わりすぐ数万再生いく)
今後のRe:仮のラインナップの更新を経ても淫夢の実相は見えづらいと思います(神社アレンジは見えてますが)。
2014年前後からゲーム実況が徐々に衰退し(ゆっくり実況もいつしか衰退)、不思議と入れ替わるようにbiimシステムのRTA動画等、淫夢動画(クッキー☆含む)がニコニコ動画を席巻します。
個人的には2014年~2017年は徐々に衰退する他ジャンルに代わり、淫夢がニコニコを強力に下支えする、運営にとってクッソ不名誉な時期だったと思います。
2017年以降は(く)炎上とボカロの復活(2016年については私見(水面下の再生工作疑惑)により、ノーカン)とvtuberブームによってにわかに活気づきます。
読み上げ機能としてのボイロキャラ達については、結月ゆかりや東北きりたんのじわ伸びで本格化は2017年くらいから、ずんだもんブームは2021年くらいだったかと思います。
ボイロは、2024年2月のドカ食い気絶部の炎上までは順風満帆に近かったので、ボイロ専門民にとっては「いつからがつまらない」というのは気にしなくていいと思います(2024年以降あぎりさんぽ、ずんだもんの権利帰属で微妙に不安定だったが)。
(巻きで行くとは言ったが、スマンありゃ嘘じゃった)
衰退知らず(異論あり)としては音MADが挙げられると思います。
幾多の権利者削除を食らってますが時折他プラットフォームに音MADが漏れちゃった際の伸びはやばいですね。
音MADは2011年前後から、地道な活動が実を結び、今も伸び続けていると思います。
まだ触れてないジャンルはMMD、東方、アイマス、他ニコニコキャラ、技術部とかですかね…
MMDについては某氏に絡むMMD杯炎上(2015?)と『MMDは日本の3DCGを破壊してしまった』記事(2018,2019,2022)、さらに本質的な二次使用についての縛りがあって
どこからがつまらないかという話題に触れるのはかなりタブー味が感じられます。
他のジャンルも書けないわけではないですが、いったんは切り上げてアップしようと思います。
そろそろ締めようと思いますが、これ図にまとめたほうが良かったですよね~?申し訳ない。
■まとめ
ニコ廚からすればごく少数派ですが、一般層にある感覚として「実写系コンテンツが弱い」という理由で2007年からつまらない、
歌ってみた、公式アニメ、ゲーム実況が多すぎてそれらが受け付けられなかったという理由で2010年からつまらない、
ボカロの"楽器"化、マリオメーカー問題、(ニコニコ内)ゆっくり実況の衰退、淫夢(+クッキー☆、RTA)の伸長という理由で2015年(2014年も可)からつまらない
↓
つまり、
めちゃくちゃ早い人だと2007年、人によっては2010年、多くのニコ廚に認知されるのがだいたい2015年ごろ
だと思います。
■別視点
ここまで各ジャンルの内容に着目して「つまらなくなったのはいつごろだろう~」と書きました。
今更なんですが、ニコニコ動画の年別総再生数を参考に、私個人から見たランキングの温度感を合わせると、
結構すっきりまとまるかもです。
ニコニコ動画の年別総再生数は2016年をピークに、2024年現在に至るまで下降線をたどっています。
じゃあ2017年からつまんなくなったかというと個人的に疑問で、水面下での再生工作が集団で行われていたんじゃないかな
と思ってます。当時のニコチャートを見ればわかると思いますが、サボってますすいません。
2016年、もしくは2015年くらいから(いつも以上に)実態から離れた数字が積まれてた≒つまらない のではないかなと。
(終)
7月8日12時からニコニコ動画(Re:仮)のラインナップが2014年になりますね!楽しみ!
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