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SIFUをクリアした
なんとなくトレーラーを眺めていたら面白そうだったので(というか発売開始していることをそこで知ったため)購入してプレイした。
最高難易度真エンディングクリアまで約30時間。Switch版(!)
面白いゲームだった。ちゃんとクリアしてレビューも書いているということはそういうことです。
開発元は面白かったのに人気が出なかったAbsolverと同じところらしい。
これはプレイしているときが付くところではあるのだが、ガー不演出が同じ(四肢が燻るように光る)徒手による格闘要素を全面的に押し出しながらも武器による攻撃がめちゃ重要なバランス調整がされているというところにAbsolverとの共通点が見いだせる。
ゲーム概要はざっくり書くとするならばカンフー版ジョンウィック。
復讐のために立ち上がり、誰の助けも借りずに立ちはだかる敵を素手で(時にはこん棒と短刀で)ぶちのめしていく。とくに不殺の誓いみたいなポリシーはないらしく、気絶で済ましている場合もあれば高所から突き落として確殺している場合もある。
とにかく難易度が高く、慣れないうちは大量の敵に囲まれて何もできないままジジイになるまで痛めつけられる。
一体多数も一対一も違った技量が要求されるため、とにかくスキルキャップが高い。マゾへお勧めのゲームになっています。
そして、死ぬと老けて蘇る。この要素だけは知っている人も多いかもしれない。
ゲームにおける老化システムの説明をすると、主人公が20歳の状態でキャンペーンがスタートした後、1度死ぬと1歳老ける。2回連続して死ぬと次は2歳老ける。といった具合で年齢が上がっていく。70歳を超えた年齢で死ぬとゲームオーバーとなる。
年齢を重ねると体力(HP)が低下する代わりに攻撃力が増加する。つまりより死にやすく尖ったキャラクターになっていく。俺はこの仕様を聞いてデモンズソウルのソウル傾向システムを思い出した。慈悲はないのか?
節目節目に老化速度を低下させたりリセットしたりするギミックはあるが、キャンペーンを通して年齢を元に戻す手段はないため、序盤のステージで死にまくってジジイになると後半のステージはほとんどオワタ式になる。
つまり逃げ切るようなコスいクリアを目指すというよりは全編通してどれだけデスを抑えてクリアできるようになるかを目指す、という感じ。
上述の理由から同じステージを何度もプレイするのが苦手な人はつらいかもしれない。ただそこが面白さの肝と言ってもいい。
なんとこのゲーム、PvEのクセにトレーニングモードが実装されているため心行くまで修行できる。敵のアクションはもちろん、プレイヤーキャラのアクションも使いこなせないほど多彩に用意されているため自身の上達に快感を覚えるマゾ豚諸兄にはとことんお勧めできるシステムになっているってワケ。
死ぬと年齢を重ねて、強くなって蘇る。みたいなコピーだけを聞いた人は「修行パートが挟まるのか?」みたいに思ったかもしれない。俺もプレイするまでそうだったし。
ただ実際はそうではなく、死ぬとその場で老けて蘇る。これは主人公が持つ特殊な宝具の力のおかげなのだが、プレイヤーキャラをタコ殴りにしていた敵キャラからするとめちゃくちゃ異様な光景なので「あれ?死んだはずじゃ?」みたいなことを言いながらまたぼこぼこに殴ってくる。これは割とシュール。
Steam版はまだ発売されていないため(発売自体は決定している)今遊ぶのであればコンシューマ機でやることにはなると思うのだが、Switch版は30FPSであることに留意してほしい。これは非常に理不尽な難易度増加である。基本的に60FPS以上で遊ぶことが前提となっている調整のため、一部のガー不二択が完全に運ゲーになる。自信があるならやればいいけど、おすすめはしません。
逆にSwitch版がクリア出来たら60FPSはヌルすぎて笑えるかもしれない。
追加要素の実装等も決定していてかなり楽しめる作品なので是非プレイしてみてね。
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