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「心の一文字」〜感動体験〜

最近出会った超素敵な活動「心の一文字」についての紹介です!

書道家のAya Nakaneさんが取り組んでいる活動で、1on1セッション(オンライン/約1時間)での対話を通して、Nakaneさんがイメージした漢字一文字を書道で表現し、その画像+その文字に至った背景を綴ったメッセージをいただけるというもの。(何と無償で提供されています・・・!?)
Nakaneさんは「私が死ぬ前の最後に書く一字はなんなのだろう?」という興味から、その「最後の書」に向けて、頭に浮かんだイメージを一文字にする活動をライフワークとして日々研ぎ澄ましていらっしゃいます。

▼活動の詳細はNakaneさんのnoteにて↓

受けてみた感想

一文字が届いたときは鳥肌が立ちました。そしてメッセージを読んで感動しました。心が震えるとはこういうことなのかなと。本当に素晴らしい活動だと心から思いました!こんな体験できないですよ!
 ・自分の半生について1時間話を聞いてもらえる
 ・書道家の方から書をいただける
 ・一文字に至った詳細な背景説明で自分の半生を振り返れる

依頼者にとって圧倒的な価値提供(GIVE)のため、自然に紹介が広がり、活動がどんどん広まっていくんだろうなと思います(私も早速数名紹介しました!)
さらに素晴らしいのは、Nakaneさん自身も依頼者からGIVEされていると思っているところ。(→この活動を継続することが、自分の「最後の書」の糧になる)

ぜひ多くの方に体験していただきたいと思います!

私の「心の一文字」

最後に、私がいただいた一文字とメッセージも全文公開しておきます!(※少々長めです!)
自分の半生ではあるものの、自分には表現できないメッセージになっています。(これを自己紹介で使っていきたい・・・笑)
素敵すぎます!ありがとうございました!

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==========ココカラ==========
この度はお時間をいただきありがとうございました!
字はその時々で変わってくるものですが、今回浮かんだイメージの一字をお送りします。

「倖」です。

少々長くなりますがこの一字に至った背景もお伝えします。

今回はキャリア全体のお話をお伺いしました。セッションを終えて、田中さんとはどんな人だっただろうかと思った時、私の頭に浮かんできたのは、「自分なりの幸福の方程式のようなものを作ってきた方」なのではないかということでした。

「早くビジネスマンとして一人前になりたい」、そんな思いから新卒で入社したコンサルティング会社。10年間、とにかくハードな環境の中でビジネス経験を積み、最終的にはどこまで行ってもクライアントの外部であることにもどかしさを感じ、また働き方としても変化すべきタイミングとご自身で決意されての事業会社への転職。

外資系の事業会社では事業のNo2のポジションとして入られ、同僚はみな年上、部下の方も年上かつ女性という、前職とは違った意味でハードな環境に飛び込むことになった。私が、どうやって人間関係に向き合っていかれたのか、とお伺いした際、田中さんは「自分は人を楽しくしたり、ノリで何とかするタイプではなく、誠実に真摯にやる(タイプ)」という風に仰っており、それは、お話する田中さんの雰囲気から私も感じることが出来ました。そういう向き合い方だからこそ、ハードな環境の中でもやりがいを持って、対等に、人間関係やビジネスを進めていくことができたのではないかなぁと、感じました。

ただそんな中であっても、外資ならではの、仕組み上どうにもならないこともあり、3社目の会社に転職された。ご家族ができ、ワークライフバランスの考え方が大きく変わってきたこともあるかもしれませんが、アクセンチュアさんにいらっしゃったときと同じように、田中さんが求めるものが、立場や組織を超えたところにある、そういうことに遭遇した時が、転職のタイミングにもなっているのかな、という風に感じました。

3社目では、日系の本社で経営企画ポジション、通勤は新幹線になったけれども残業はなし。外資のように本国の方針や仕組みに縛られることなく、当事者として事業を作れて、家族との時間も取れる。そういう、本当に自分が求めているものが、揃った環境だったのではないかと思いました。

しかし実際入ってみたら、そもそものカルチャーが合わなかった。こればっかりは、本当に、肌で感じたものだったのだろうなぁと思いました。また、経営企画で入ったはずなのに、コンサルと本社の“調整役”になってしまう場面があった。この時、自分だからこそできる“価値提供”とは何かと考えた結果“人”に行き着いた。リーダー陣が変われば、会社が変わる、そういうインパクトの出し方が出来ないか、そういう風に自分の価値提供の仕方が出来ないかと、当初の役割に固執するではなく、考え方をシフトされていったことが、印象的でした。

結果的に半年で転職されたとのことでしたが、この“カルチャー”と“人”という点を見出したことで、コーチングという新しい価値提供手段の会得に繋がり、今の会社に繋がっていったことを考えると、3社目でのご経験も、田中さんにとって非常に大きなことだったのではないかと、感じました。

さて、こういう話をしていく中で、途中から田中さんの発言で増えていったのが「幸福度」「貢献度」「充実」「価値提供」「カルチャー」「人」「家族」という言葉だったように思います。

この言葉たちは何を意味するのか。こういう言葉を発する田中さんとはどういう人なのか。そう考えた時、私の中で浮かんだのが、「幸福の方程式」でした。

思い返すと、田中さんのこれまでのキャリアは、自分が幸福になるために必要なものや大切なものを拾い集める旅のように、私には感じられました。どうやったら自分にとっての「幸福度」というものが上がるのかという、問いを解くための、式を作ってきたような、そんなイメージとして浮かんできたのです。

「目標を持ち、価値提供することで貢献できているという充実感が生まれ、結果、幸福度が生まれる。ただし何よりも大切なのは家族。前提条件として、人への向き合い方とカルチャーが合うこと。」、文章だと中々わかりづらくて恐縮ですが、そういう自分なりの「幸福の方程式」です。

そんなイメージの中、さて字はどうしようと考えた時に、やはり「幸福」の周辺の言葉だと思ったのです。ただ「幸」ではないと思った。「幸」は「偶然の幸せ」という意味を持っていますが、田中さんのそれは、偶然待っていたら得られた幸せではないと思ったのです。ご自身で「幸福の方程式」を作ってきた、そういう、主体性や能動的な要素を感じる字がいいなと思い、行き着いたのが、「倖」でした。

「倖」は「人」+「幸」で成り立つ字です。「幸」の部分はもともと手錠の形をしており、枠をはめるというイメージがあったそうです。そしてその「枠をはめる」というイメージから、はめられた枠を逃れようと望むというイメージが生まれて、「僥倖の倖」の意味の由来になっているそうです。「枠から逃れる」と、それだけ聞くとマイナスに聞こえるかもしれませんが、わたしはむしろそのコアにある、主体的かつ、能動的な動きこそが、本質のように感じて、自分なりの幸福の方程式を作ってきた田中さんにとても合うと思いました。また「人」が入っているのも、何か縁のようなものを感じ、今回はこの字をお送りします。

絶賛育休中とのことで、今後はまた新しい働き方や事業づくりというチャレンジに進まれていくことと思います。あくまでお話を聞いた私というフィルターを通した字ではありますが、この字が田中さんにとって少しでも何かのきっかけになりましたら幸いです。
==========ココマデ==========

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