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〈大地の再生〉絶賛活動中の東慶寺にお邪魔してきました(前編)

こんにちは
ビーエコスタッフHHです。

このタイトルを読んで「おっ!」と思われた方、いらっしゃいますか?
いると嬉しいな。

今回はスタッフの見学記録です。
長くなること必須なので(笑)前編・後編に分けてお話させてください。

今回の「前編」ではなぜそもそも見学することとなったか、ビーエコとの繋がりと、知ってもらいたい前情報パートです。

【ことの発端はというと・・・】

突然ですが、この記事のタイトルにもある〈大地の再生〉という活動、聞いたことはありますか?
実は私も最近になって知った言葉です。

きっかけは2年前のこと。

北鎌倉に建つ松岡山東慶寺(東慶寺)。そのお寺の境内にある売店でビーエコを販売くださっているんですが、ある日、和尚さんの奥さまからのメールがありました。

「現在東慶寺では〈NPO法人 杜の会〉の矢野智徳氏とのご縁で大地の再生というのをしています。ビーエコラップにも通づるところがあると思ったので、ご覧になってみてくださいね。」

それと一緒に活動の様子が伺える写真のURLも:
東慶寺Facebookのアルバム

東慶寺

以前お参りした際にお庭の緑に心癒やされたので、さらに手を入れるなんて素敵だな、と深く気に留めてはいなかったのですが…(←失礼な話です)

それから数カ月が経った頃。

ビーエコスタッフの一人と、この後お話する映画「杜人(もりびと)」の監督 前田せつ子さんやその他製作者、さらには出演されている矢野さんご本人とも実は面識があり、映画公開に先立って連絡をいただいたことが見学のきっかけとなったのでした。

【大地の再生とは】

今回のご縁をつくってくれた映画「杜人」。

杜人ウェブサイト:
杜人(もりびと)〜環境再生医 矢野智徳の挑戦

映画「杜人」のポスター

“地球のお医者さん”とも呼ばれる、「環境再生医師 矢野智徳」の活動〈大地の再生〉の3年間を追ったドキュメンタリー作品。

スピリチュアルな世界でもないし、
かといって「環境破壊反対!」「今すぐ〇〇辞めるべき!」みたいな熱気に溢れた作品でもありません。

「人間よりも自然に従うという理念を持つ、造園家で環境再生医の矢野智徳を追ったドキュメンタリー」

映画.com 作品情報[杜人(もりびと) 環境再生医 矢野智徳の挑戦]”より 引用 https://eiga.com/movie/96637/

この一文だけでもすごい理念だな、と思わされます。

全国各地、水捌けの悪くなったお庭から水害現場まで、矢野さんと彼のチームがその場に赴き、分析し、改善案を出し地道に行動する様子が映し出されています。

水の流れ、風の流れ、そこに生きる高い木から雑草まで全てがバランスを保ちながら共存している。そのため元からそこにある山々や森は管理をしなくても循環していると矢野さんは語ります。

人間が開発を進める中で残念ながらそのバランスが崩れてしまった場所は、水捌けの悪い土地を生み、水やその周りを腐らせたり、土砂災害を発生させたりします。

矢野さんの解決方法は「水や風、空気の流れを作る」というもの。

もちろん素人が成せる技ではありません。
(その熟練の技はぜひ映画館でご覧ください~)

ですが、驚いたことに問題点と、それに対する矢野さんの解決策が誰でも理解できるほどのシンプル。

「水の流れを作らないといけない、そりゃそうだ」と、納得していることに気付かされます。

聞いてみれば理解できることなのに、無知であったり、効率や費用、維持の面倒臭さを考えた結果、「循環」を無視した開発が繰り返されているのが現状です。

矢野さんたちはその場にある全ての材料(がれきやコンクリートも含め)をうまく活用して〈大地の再生〉を施していきます。

私も映画を拝見しましたが、ポツリポツリと語る矢野さんの言葉には、経験という確かな裏付けから生まれる強い説得力があり、「今書き留めて覚えておきたい」と掻き立てられるシーンが何度もありました。

2022年7月20日現在、全国ロングラン公開中なのでぜひともビーエコフレンズの皆さまには見てもらいたい!

【なぜビーエコでこの話題?】

「杜人」の映画情報を共有くださったのも、ビーエコを多くの人に勧めている私たちが根本にもっている理念に深く共鳴するからという理由でした。

ビーエコの生産者、マットは以前インタビューでこう語っています。

「日々の生活の中で自分たちにはどういった選択があるのか、もっと意識的に知る必要があります。
この社会がテクノロジーと自然、そして人とのバランスをとる方向に向かっていければ、人類は大きな希望を持つことができると信じています。」

詳しくはこちらでも→ マットのインタビュー動画

ビーエコラップ生産者のDevine一家


当たり前になっている行動や風景を改めて見つめ、問い直す。
私たちはビーエコラップという商品を通してそのきっかけを作れたら、と思い活動しています。

そんな想いとともに、改めて豊かな自然に感謝し、一歩でも大きな結果に近づくよう、他団体とも協力し「売り上げの1%を自然環境保護活動へ寄付・支出する」ビーエコ独自のプロジェクト「1% for Nature」が2021年6月に発足しました。

1% for Natureに関してはこちら

当初、海洋プラスチックゴミ問題や海洋環境の改善、森林保護団体との協力なども視野に入れて、ビーエコとしてどのような活動に協力できるかを模索していたところ、映画「杜人」との出会いがありました。

矢野さんの活動理念に深く共感したことに加え、そもそも大地の環境が豊かでないと海やその他の自然も改善されない、全ての生命は繋がっているという観点からも、この活動を応援したいと考えました。

単純に売り上げの1%を寄付するという方法もありましたが、折角ご本人たちとの繋がりがあるのなら、活動を直接お手伝いしてみたい!と思い東慶寺さんにお声をかけてみることにしました。

ビーエコフレンズの皆さまにも実際に体験を通して〈大地の再生〉とはどのような活動なのか、なぜビーエコがこの活動を支援したいと考えているのかを肌で感じてもらえるような機会にできないか、現在企画を練っているところです。
どこかのタイミングで皆さまにもお知らせできると思いますので、このメルマガやビーエコのインスタグラムをチェックしてもらえたら嬉しいです・・・!

Bee Eco Wraps Japan オフシャルスタッフアカウント



もうすでに長くなりすぎてお腹いっぱいにさせてしまったでしょうか・・・
肝心な見学の話、してないじゃん!と突っ込みたくなるのは当然ですが、ここまでの情報を念頭に、次回「〈大地の再生〉絶賛活動中の東慶寺にお邪魔してきました(後編)」をお楽しみにしてもらえたら大変嬉しいです!
(次回は実際の見学記録メインです!約束します)


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