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ビーエコラップの補修方法。

私たちがミツロウラップを日本に紹介・販売し始めて6年が経ちました。
我が家には、今も現役で活躍中の販売開始当初のラップ達もいるのですが、さすがにワックスが剥がれがち・・

今回はそんなビーエコラップ長期愛用者も気になる、ビーエコラップの補修方法を実験してみました!

まずはアイロンから。

こちらが補修前の状態。

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涼しく乾燥した場所に保管してあったサンプル品(3〜4年使用の物)なので、見た目的にカサカサ感が気になりますが、実際はワックスなので擦らなければ剥がれては来ません。

私の家では使ってる状態レベルですが、今回はこの子を使って補修にトライしてみたいと思います。

まずは、下にダンボールと耐熱シートを敷きます。

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上にも耐熱シートを置いたら、アイロンの低温で思い切ってGO!

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耐熱シート越しにワックスが溶けているのが判ります。

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隅々まで。

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溶けすぎないようにと、一箇所に留まらず全体を意識してやってみました。

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ちょっと押しきれない部分があって、ワックスがシートに付いていない部分もあります。

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剥がしてみると、、

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あらら、、イマイチ!
これは失敗ですね。。溶けたワックスが表面に浮いて来てしまっているように見えます。そして、部分によって差が激しい。

やりながら感じたのですが、アイロンは温度管理も難しく、部分的に押し付けようとしても扱いづらいと感じました。

次はドライヤー!

使えるサンプルも少ないので、扱いづらいと感じたアイロンはあきらめて次の方法へ!

次は桃柄?のこの子。
サイズはMサイズ。サンプル歴2〜3年でしょうか。

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ターゲットの補修場所はこんな感じ。
ひび割れてきてます。これも私的には気にせず使っている状態なのですが、補修できたらより長持ちしそうですね。

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耐熱シートより少し大きいサイズなので、部分的に補修をやってみます。
まずは、耐熱シートを該当場所に対してかなり大きめに被せます。

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ドライヤーで部分的に熱を当ててみます。10cmくらいは離してます。

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10秒くらいあてると中々良い温度になりました。
次に、手の裏側の硬いところでワックスを馴染ませるように擦ります。

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そうしたら、再度ドライヤーで温めて(念のためなので、軽めに。)また手の裏側でこすって馴染ませます。

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するとどうでしょう!!
なおってる!!!

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何処が該当場所のひび割れだったか判らない位になりました。
(比較には少し前の画像をご参照ください。)

これは良いぞ!ということでもう少しやってみます。

そして応用編。

もっと手強そうな相手を探してみたところ、居ました。
長年出展に伴って暑いときも寒いときも一緒に過ごしてきたせいで、かなり劣化しています。
これでもまだ粘着力は有りますが、ここまで剥がれかけていると、すぐにワックスが取れてしまいそうです。

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慣れてきたので、耐熱シートにギリギリまで収めて一気に全体をせめます。

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そして、応用編の秘密兵器がこちら。

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そう、コップです。
大事なことは形状がストレートの物であること。そうでないと転がすのが難しいかな、、このコップ、デザインがかなりレトロ。
(もちろん、麺棒などの似たものなら何でも代用可能です。長さはコップくらいがやり易い気がしますが、、)

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ドライヤーを当てて温まった上から、コップでゴロゴロ伸ばします。

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完了。

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全体を満遍なく温めて伸ばせたら、シートを剥がす前に少し冷ましましょう。
熱いうちに剥がすと、シートにワックスが付着しやすいと思います。

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約1分ほど待ったのち、剥がしてみると・・・

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おぉ、、メッチャなおってる!!
これも是非少し前の写真と見比べて欲しいのですが、、非常に良い感じです。

まとめ

今回3枚のラップを使って補修してみました。
はじめての割には最終的にいい結論にたどり着けたので、非常に満足です。

アイロンは小さなお子さんがいる場合は手軽に使えないですし、使った後の余熱もなかなかどうして。アイロンが無い家も多いと思いますが、その点ドライヤーは割と在宅率高いですし、扱いも簡単なのでオススメです。
また、ドライヤーの方がピンポイントに補修したい場所を狙えるので、他の部分(まだ大丈夫なところ)にダメージを与えずに補修できる所も非常に良いと思いました!

個人的な話をしますと、我が家ではワックスが剥がれて布が露出して粘着が少なくなったビーエコたちは味噌作りの際に押蓋として1〜2回使われ、最後はこれでもかってくらいにボロボロになった状態で庭の木の下に植えられます。

そんなルーティーンとともに、安心材料なので少しくらいの剥がれやカサカサを気にしないで使う性格が相まって、今まで補修するという発想がなかったのですが、今回やってみてちょっと感動でした。

ビーエコのGOTS生地は製作時期によって柄が変わるので基本的には一期一会。
お気に入りの柄も、時間が経つと既に生産中止になっている事も多いので、気に入った柄を長く使うには補修が非常に効果的だと思いました。

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ビーエコラップは、マットとジェリたちの愛情とともに、たっぷりのワックスを浸透させて作られており、私が触った他社製品と比べてもベタつきが多くワックス量の多さを感じています。
ワックスが多い分、長持ちだとも自負しておりますが、こんな風に楽しく補修を行なうことで、より長く一枚一枚をご使用いただけたら我々としても嬉しいです。
子どもと一緒にやっても楽しそう  : )

それでは、また。

TN



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