最後の最後であがきまくる
マンガのキャラクターを作るときにキャラにピンチになった時は最後まであがかせるというのをよくやります。
あがいた末に出た解決法は主人公を成長させます。またハラハラドキドキした後の成功は、読者を感動させると思うんです。
前に読んだ漫画の描き方の本で、主人公をどん底追い込んでから、思いっきり灰がらせると、読者の涙腺が緩んでしまうんだそうです。いい涙が出ると爽快感を味わいますから、そこで読者の感動と共感を誘うんです。
どんなあがき方をさせどんな答えを見つけるのか、それを考える作者もあがきます。
人生って、何かにぶちあったとき、あきらめるか、あがくかのどちらかだと思うんです。どちらの人生もありだと思うのですが、
マンガの主人公にやらせるので会ったら、あがくのがドラマチックなのではないでしょうか。
僕自身も漫画のネタを考える時もそうですが、絵を描くときもあがきます。
最初描き始めると、これうまく描けるんだろうかという、疑惑が立ち上がりそうになりますが、小さいところでも、簡単に着手しやすいところでもいいから、絵の面白みを見つけるんです。で、夢中になったらこっちのものと思いきや、なかなかいい表現が出来なかったり、ディティールを入れる際に、自分のスキルのなさを実感したりと、思いっきり心が折れそうになる、瞬間がわんさか出てきます。
ですが、そこで筆を折らず、あがき続けると、何かが見えてくるのです。
あっ こうやって描いたらいいのかもって、
あがいた末の神様のプレゼントかもしれません。それで楽しくなって、いつの間にかできちゃったみたいなことがあります。
人生も失敗したかもと思っても歩み続けていたら、歩み続けてよかったと思う春化がん現れるかもしれませんね。
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