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わしは、レスキューされ猫(らしい)

わしは、ベッチー。毛が長い系の猫、通称「ベッチー」。ちまきでは、「ベッチー」でとおってる。本名は「ベッチー」。おんとし1さい。ぴちゃぴちゃのギャル。

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わしは、ひとがいうところの「ちんちばぺるちゃ」というしゅるいの猫らしい。猫が売られ、買われるやみの世界では、おたかいんですって。こわ。ゆうかいされないように、わしのうちには、せきがいせんセンサーがはりめぐらされている。かおがぺったんこで、あしがみじかいのが、「ちんちばぺるちゃ」のとくちょうなんだそうだ。わしのこのからだ、ねらってつくられたものだとは。じんぞうにんげんみたいだ。みさいるとかれーざーとかでないのかな。いまのところ、出せたことはない。きゅうに出たらあぶないなぁ。きをつけよう。

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「ちんちばぺるちゃ」は、おたかいから、ブリーダーっていうひとが、いっぱいうませてふやすんだって。それで、わしのきょうだいもいっぱいいたんだって。しらんけど。ぜんぜんおぼえてないから。わしをブリーダーしていたひとは、せまくてきたいなところにいっぱいのわしのきょうだいをおいていて、それで、まいっちゃって、わたしは、レスキューされたんだって。しらんけど。レスキューというのは、強いひとがきてこまったひとをたすけるといういみ。ということは、わしはこまっていたみたい。生まれたてだったから、しらんけど。

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たすけられたとき、わしやきょうだいたちは、びょうきとかむしとかたいへんだったみたい。たすけてくれたひとたちが、ミルク(えいようまんてんドリンク)をくれたり、むしとってくれたり、あらってくれたりしたらしい。そういうのぜんぶ、レスキューっていうみたい。このへんは、ちょっとおぼえている。ミルクがうまかった。かたいチクビつきのぼうで、のまされるんだけど、のむとね、「かー生きているね!」ってかんじがわくのよ。さいしょは、ちょっとのみづらかったんだけど、なれるとね、「生きているね!」ってかんじがするからね、やみつき。たまにのみすぎて、ゲップ出た。「ふつかよい」ってやつ? うちのかあさんふたり(ひと)も、ときどき「のみすぎた」っていっている。


なぞとはっけんは、まだまだいっぱいあるので、これからどしどし、しょうかいしていく。つうしょう「ベッチー」こと、ベッチーがおおくりしました。
BB

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