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関係性の儚さについて

人と人との関係性は儚いものだなあ、と思う。

ぶわっと瞬間的に燃え上がったり、淡々と穏やかに続いたり、離れると近づくを繰り返したり、いろんな形の関係性がある。だけど、最初から最後まで同じ形で続くものは、きっと一つもない。


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人の細胞は、1日で1兆個が入れ替わるらしい。だから、きのうの私と今日の私は、細胞1兆個分だけ別の人間なのだ。

それに、晴れの日と雨の日で私はちょっと違うし、仕事で怒られた日と褒められた日の私だってちょっと違う。朝コーヒーを飲んだ私と、朝お味噌汁を飲んだ私は、たぶん少しだけ違う。

きのうの私と今日の私。今日のあの人と明日のあの人。それぞれ、ちょっとずつ違う。だとしたら、私とあの人の関係性だって、今日と明日とあさってでは全然別のものになるはずだ。


長い付き合いの友達関係も、傍目には安定して見える恋愛関係も、戸籍で結ばれた家族も、その形は日々ゆるやかに変化する。

いくら頑丈そうな肩書きで結ばれていても、「今、この瞬間」の関係は刹那的なものだ。だから、心がぐわっと近づいた瞬間を逃さずに、一瞬一瞬をしっかり味わいたいなあと思うのだ。

あしたもいい日になりますように!