出産の記録(あくまで私の体験)

妊娠中からSNSの出産レポを色々読んでいた。

様々なお母さんたちの出産レポは本当に母&赤ちゃんそれぞれで、見れば見るほど、いざ分娩するぞ!のワクワク感やドキドキ感やらが出産予定日が近づくと増していた。

妊娠中は毎日夫に無事に産まれてくるか聞き、お腹の中にいる我が子に時々話しかけ(まめちゃん)と名前をつけて、「待ってるね〜」と言っていた。

息子が無事に産まれたことにまず感謝だが!!

分娩所要時間5時間12分の初産のスピード安産で、

これから出産される方にも「もちろん人それぞれのお産だけど、お産ってな

かなか楽しいよ」というポジティブな内容になればと思っています。

そして、私自身母になるための最終段階、出産という体験を残しておきたいというのも目的の一つ・・・。

ではいってみよう!

産休に入るまで特に体の不調は全くなく、つわりも全くなかったと思う。

焼き肉食べ放題で夫に負けず劣らず(あきらかに自分の方が食べていた)、食欲も変わらず順調でわりとたっぷり太ってしまった。

焦りもあったがお医者さんにはスルーされたのでおそらく大丈夫だったと思われる!(臨月には13キロは増量)

実母が私を産んだ際、破水してからサクッと産まれたことも聞いていたので、なんとなく私もそうなるかなぁ〜とは思っていた(医学的な根拠等はないと思う・・・)

案の定、出産予定日の3日前の早朝、あれちょっと破水したかも?となり、病院に電話、車で15分の病院で、気持ちの整理はあまりできず、サクッと到着!

ささっと破水しているか先生がチェックしてくださり、そのまま入院!!

出産予定日が近づくにつれて、いつか産まれてくるんだなぁ〜いつかなぁ〜とは思っていたので、このまま入院し、産むことができることに、まず安堵。

あとは産むだけ!と気持ちはスッキリ!

コロナのため、夫とは退院後まで会えないので、あっさり一人でいざ出陣!

ただ、コロナ云々関係なく、分娩先が大学病院で付き添いは陣痛室のみ、分娩室への立ち会いはもともとできないため、そこはあまり不安には思っていなかったかもしれない。

陣痛室はすでに2名くらいの妊婦さんがいて、同じ部屋でカーテンで仕切られているだけだから、なんとなく会話や状況もこちらに伝わってくる。

本番には強いという謎の自信はあったので(そこまでの過程や心配性は半端ない)自分自身のことは棚に上げて、隣の妊婦さんが緊急帝王切開になったり、病院内がバタバタしていて、そっちのほうが気になってしまった。

転勤して産休も早まり、予定日までは時間がかなりあったので、You Tubeやお産にまつわる本を何冊か読んでいたのと、細々でストイックのかけらはこれっぽちもないが、10年近くYOGAをやっていて、呼吸法やなんとなく骨盤の意識等はあったので、不思議なことに陣痛への恐怖は出産前なかった。

ただ、会陰切開はさすがに痛くて、出産後は毎日トイレにいくのが修行でした。陣痛は不思議と痛い!とか怖い!という気持ちは今もなく、もう少し若ければあと2人分娩できる気はした。

あまりスピリチュアルなことには興味がないタイプだが、お産は赤ちゃんとの共同作業です!とか楽しんで産みましょう!という本をいくつか読み、「人生初の分娩なんだし、陣痛は痛いって漢字にも堂々と書いてあるし、人間の赤子がお腹からやっとこさ出てくるんだから、我が子が産道を進んで行く感じを味わって、赤ちゃんと協力して産むぞ!」というモットーが自分の中にはあり、病院に到着して入院した際「まめちゃん一緒にがんばろうね!」と心の中で声をかけ、赤子と協力分娩スタンスで出産したのは、かなり精神面的での支えにもなったし楽しいお産になったと思う!

時系列でとても完結に進めると(詳しい時間等はメモしていないのでわからない)

早朝破水→病院到着→入院→促進剤の点滴投与→午前中は生理中のちょっと痛いくらいが続く→少しずつ腰が痛み始めて子宮口5センチくらい→午後に内診されたら子宮口7センチくらいで一気に進む→赤ちゃんが最後出る向きが反対を向いていたようで、研修医の先生含め3人くらいの先生たちがぐるぐる内診(さすがに腰が天井の上に飛んでくみたいな感覚で必死にいきみ逃し)→急にいきみたくなり、分娩室までスリッパなしの土足で10歩くらい歩く→急いで分娩台に座り、3回くらいいきむと息子とご対面!

私は医者でも助産師でもないので、これは自分の勝手な推測ではあるが、大学病院ということもあり、研修医や助産師さんも新人の方含め複数名いるので、内診をいろんな人たちがやってくれた。

この複数回内診グルグルでお産が早く進んだような気がしている。

そして、YOGAの呼吸法というか、とにかく吐くことに全集中していたので、ふ〜ふ〜ひたすら息を吐いて痛みは自分の頭の上くらいのところに置き、とにかくパニックにならないことに集中して、落ち着いて産むことを心がけたのはよかったと思う。

陣痛の波を経験して思ったのが、痛いときと痛くないとき、赤ちゃんが徐々に下に下がり続けているため、痛む範囲が変わってくる。

いきみ逃しをする子宮口7〜8センチくらいの時は、複数回内診もあったので、自分の体が天井に引っ張られそうで、必死に足をひろげて耐えた。

そして、突如いきみたくなるのだが、特に助産師さんたちも今いきんでいいよ〜という明確な指示もないので、「もうすぐ赤ちゃんに会えるよ〜」というふわっとした状況説明を受け、サクサクっと分娩台について、レバーをにぎって、自分のお腹をぐいっと見つめて、う〜んと踏ん張ったら息子は出てきてくれた。

産まれた時にはじめて息子に声をかけたのは「ありがとう」だった。

10ヶ月間ずっとお腹の中にいた子とやっと会えた嬉しさと、これから待ったなしの育児が始まるという別のプレッシャーが出産した後突如切り替わったが、これが私の出産レポです。


とにかくお産は楽しんだもんがち!


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