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『オオカミ狩り』には、救済がある。

面白い映画がある。

『オオカミ狩り』だ。間違いない。

知らない?それはラッキーだ!
今すぐ劇場へ行こう!!

今日はここまで!…というわけにもいかないので紹介記事です


あれは数週間前…

「おっ!試写会当たった!」

俺は試写会フリークである
タダで通常より早く映画が観られる。最高だね

コロナ前、一番多いときで年50本試写会に行ってたこともある(今考えると狂気的だね)

「しかも今回は在宅試写か!楽しみ!」

そう、コロナ禍の現在。少しずつ回復してきたとはいえまだまだ試写会は多くない。
そんな中での初体験となる在宅試写。
正直映画よりもそのスタイルに惹かれて応募したわけです

「オオカミ狩り?あ〜なんかTLで見かけたな」
「韓国のアクション?だよな」


試写後

「やっべぇ…!!!!!!」

「めちゃくちゃ面白い…!!!!」

「え、ヤバいよな??」

「え、なにこれ?合法?」

「もう今年ベストじゃん…」

最高に面白かった。

なにが?あらすじ↓

舞台は凶悪犯を載せたフェリー!もちろん脱獄!警察vs最凶死刑囚!バトルロワイヤル!

お話としてはありがちだ。
だが「ありがち」とは「王道」であり「最大公約数的に面白い」ということでもある。

そして「ありがち」ということは発展の余地あり、ということでもある。

完成系があるのにそのジャンルが乱立することは稀だ。サメ映画?この話はやめよう


とにかくこの映画は面白い。

おそらく制作陣は「出し惜しみ」という言葉を知らないんだろう。

やり切る映画、それが『オオカミ狩り』だ。

大概の人は100mを20秒あれば走れる
じゃあ単純計算で1kmは200秒、100kmは6時間くらいあれば大丈夫だよね?

そう簡単な話ではないはずだ

最大で1日8時間働けるの?じゃあ週5日8時間働いてね!

そう単純な話ではないはずだ

ただこの映画は走り切る。

なんなら3時間くらいで!異常だ!
1日18時間くらいは働く!狂ってる!

「とにかく面白い映画が観たい」
「スッキリしたい」

そんな人にはぜひネタバレを浴びずに観てほしいタイプの映画だ。
できれば予告も観ずに行ってほしい。

注意点がひとつ。

「めちゃくちゃグロい」

というかまぁ血が出る。

それも少しではない。
想像の100倍は出る。

「血が苦手で…」という方は間違っても観てはいけない。いろんな意味で致死的だ。
通常の人間が10年間の映画鑑賞で浴びる量を2時間足らずで浴びることになる。

「グロいのは…」という方。
痛々しいグロは一切ない。そこは安心してほしい。
ただクラスひとつ、下手したら学年ひとつ分くらいの人間が吹っ飛ぶ。
そこは覚悟してほしい。

まぁそれもいきすぎて爽快感があるタイプだが

「痛くなければ!」という方にはオススメだ。

ソ・イングクファンの方。必見だ。観よう!

15歳未満の方。
残念ながら本作はR15指定。もう少し歳を重ねてから観よう。
大丈夫、今後これを超える爽快ゴアアクションが出てくるのには10年はかかる。余裕だ。

以下、ネタバレあり

未見の方は読まないでね
もしくは内容だけ知りたい方へ






本編見た?見てない?

観よう!面白いから!

最後の警告。

未見の方は出来るだけ観てからね!

じゃあ本当にネタバレあり↓


この映画には出し惜しみがない。

普通ならどうだろうか?
ネームドキャラが数人、ドラマと共に描かれて後半でようやく対決、ちょいちょい「これいる?」なキャラが動いて、最終的には「あれがなければな〜」などと友人と話し合う

この映画は全く違う。

警察、囚人側の主人公に因縁あり
「これはドラマパートで尺取るな…」
→1時間後、死にます!因縁関係なし!

なるほど、囚人側もキャラがなかなか…
→即死!

え、そんな暴れる?
→暴れます!序章です!

これ伏線だろ?俺にはわかるね
→関係ありません!死にます!

えっっっ!!!!??怪人!!?なんだそれ!!??
→怪人です!超強いです!!

あの仲間は?
→普通にやられます!

ここ別パートで二手に分かれてか…
→片方まとめて死にます!

「この女性キャラ絶対後々キーになるわ!」
→即死ですね!

「え…じゃあこいつが影の主役…?」
→あ、そいつも即死です!

「こいつ周辺まごつきそうだな…」
→周囲ごと即死しまくります!

「援軍?休憩か?」
→ただの大虐殺要因です!

「回想?さすがにドラマが…」
→キルカウント、上昇!

わかってきたぞ、こいつと怪人が…
→怪人、死にます!

え、こいつも怪人!?
→怪人、いっぱいいます!!

えっ!ここで終わり!!?
→シネマティックユニバースつくれます!!

えっっっ!!!!?

おもろ!!!!!!

→そう、面白いんです!!!


まさかの第三勢力、怪人。

警察と囚人じゃあ保たないよね〜とばかりに乱入してくるのだが、こいつの暴れっぷりが尋常ではない。

比喩抜きでプレデターとターミネーターの合いの子のようなやつである。
歩けば機械音(ガキンガキン!)がして(どういう原理だ!?)、サーモグラフィー搭載、怪力すぎて人間が剥がされる、壁に突き刺さる、踏み潰されると悪夢の狂想曲を奏でまくる。

ひたすらにこいつが暴れる。
人間ドラマも増員も知ったことではない。

基本的に触れれば四肢くらいはもっていかれる。
掴まれれば即死。
まだプレデターの方が話がわかる。
ターミネーターなんて飲み友達になれそうだ。

終盤には囚人側にも一人怪人がいたことが判明!政府側にもいるよ!闘うよ!怪人同士!

→エンディング付近でいっぱいいることも
判明!!続けてくれ!!!


なんだこれ…超面白い…!!!

そして目玉がそれだけになっていないところがまたスゴい

やたらキャラが立っているのだ。

主人公らしき警察
→舐められたら即、暴力!!

女刑事
→正義感あり、ビジュアル完璧、最高!

優しそうな囚人、やたらプロな囚人協力者、ヤクザもの、その極妻…とやたらめったらにキャラが立っている。

そしてなにより不愉快ではない。
これがスゴい。

もちろんゴアも悪人っぷりも不愉快なのだが、爽快さがあるような不愉快さなのだ。
ここは感性になってくるので説明が難しいのだが「映画的な事情」で動くキャラがいないのが素晴らしい。

皆それぞれ目的があって生き生きとしている。

その極地がだ。

ジョンドゥ。囚人側の主人公(一応)

異様に整った顔、全身にビシバシ入ったタトゥーとビジュアルが100点、そして殺意が10000000000点だ。
基本的に人を殺すことに一切の躊躇いがない。

もうそれはビックリするほど殺す。
意味があってもなくても殺す。

もうそこらのヴィランが裸足で逃げ出すような悪人である。

「なんで!?」とかそういう次元ではない。

ジョーカーを初めて見た時の衝撃に近い。

もうほんとスゴいよこいつ

気に入った一編↓


警察の一人を殺す際、じっくりとナイフを胸に突き刺す。感覚が残るように。
その死体からタバコを拝借、一本吸ってその死体の上にポイ、そしてそこに立小便。一言。

「シビれるぜ」


こっちがシビれるわ!!!!!

芸術点が!!!!高すぎないか?!!??

すぐ殺すじゃ飽き足らず、わざとじっくりナイフを突き刺す!!!
タバコを拝借して一服、死体に小便を浴びせる!!!
しかもそのタバコを貰うわけではなく残りとライターは捨てる!!!!

どこまで非人道的なんだ!!!?最高の悪人だ!!!!!!

まぁ数十分後に無惨に死ぬんですけどね

こいつが怪人にはちょっとビビって最終的にはハンマーで腕持っていかれて頭潰されるあたりはもう爽快感とサプライズ感で頭おかしくなるかと思った


もう本当全編驚きまみれ、爽快まみれ

暑くなってきたこれからにピッタリの大傑作ですよ!!!

激しくオススメ!!!

ここまで読んでくれた人は観よう!!
内容知っちゃっても大丈夫!!絶対面白いから!!!観よう!!!お願いだから!!!

息切れしてきたのでおわり

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