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自分の中の陰と陽が統合するとき(前編)

どこから話していいかその始まりが茫洋としているけど、備忘録的に最近の自分の気づきを書き留めておこうと思います。

ご縁が深いと感じるWさんというおじいさんがいます。もうすぐ80歳になられるWさん。いつも飄々と現れ、予定の時間をオーバーしても一本調子に話し続け、終わるといつの間にか姿が見えなくなっている不思議なおじいさん。
「先生じゃないから、Wさんて呼んでね」
と茶目っ気たっぷりのかわいいおじいさん。

なぜご縁を深く感じるかというと、随分前に友人からWさんを紹介してもらい、さらに数年後別の友人から紹介を受け、今年になってまた別の友人からの繋がりで紹介されるという流れにあるからです。つまり、しばらく会わなくなると別の人からまた紹介されるという循環にある(笑)
さらに、Wさんのお宅とわが家はわりと近いということが最近わかり、益々ご縁を感じています。

Wさんは、お若い頃は航海士として世界中を渡航されていたそうで、現在は『ひふみ神示』を説きながら真の喜びを伝えてくださる語り部のような方。

この『ひふみ神示』はまさに宇宙空間を飛んできたヒカリの波動と言えるであろう。
この名著をより多くの人に読んでいただくため、全一冊の軽装本として発行。
昭和19年6月10日、千葉県成田市台方の「天乃日津久神社」(麻賀多神社境内)前で、
画家・岡本天明の右腕に突如激痛が走った。
次の瞬間、手は自ずと動き、前代未聞の数を主体とした神示を、自動書記によって取り継ぎはじめた。
現代は、まさに宇宙時代と呼ぶことができるが、その研究開発は実験検証データの数式と宇宙から聞こえてくる音を基礎として解明されているのである。
実は日本語、特に古代の言葉はその音のほとんどを数字に置き換えることができるようになっている。

Wさんがよく話されることの一つに、「メバタラキ」と「オバタラキ」がありあります。図に示すと↓のようになります。

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少し抽象的な概念になりますが、
陰と陽、月と太陽、男と女、右と左、表と裏、相反する違う性質の物が重なること、違う者同士が組むこと
それが、真の喜びとなるとWさんはお話されます。

この異なる2つは、自分の中にあるとも考えられます。社会での顔・プライベートでの顔、喜びの気持ち・怒りの気持ち、被害者である自分・加害者である自分。
違う物同士が組んだ図が、こちらです。↓

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自分の中の陰と陽が重なるとき。それが、
空の状態であり、
中今であり、
真ん中である。

自分の「できたいこと」はこの真ん中にあるそうなのです。

この話は実は何度も教えていただいていて、知識としては何となくわかっていたつもりでした。
ただ知っているだけ、という段階だったのですが、今年の初めに『祈り』というドキュメンタリー映画を観たときに、ほんの少しこの「真ん中」を感じた瞬間がありました。
「ああ、わたしはこう在りたい」と静かに沸きあがるものを感じたのです。

この「真ん中」は肚の声ともいえると思います。この声を言葉で表すと、
シーンとして静か、
濁りがない、
根拠はないが強くてシンプル。
こんな感じでしょうか。

さらに最近、一昨年前の秋から冬にかけて学んでいた講座のテキストを見返していたら、Wさんのお話と重なる言葉に出会いました。
この講座は『おりひめ講座』と名付けれていて、縦と横を紡ぐことが意図された講座です。
そいう言えば、中島みゆきさんの名曲『糸』は世代を超えて多くの方にカバーされていますね。縦の糸・横の糸から織りなされた布が温みになることをみんなどこかで感じていてわかっているのかもしれません。

その講座の中でM先生の言葉。
(縦と横、上の『ひふみ神示』に繋がりますね。)

【反転の業(ごう)】
「右回り」「左回り」になるとき
「嫌い」が「好き」になるとき
「善」が「悪」になるとき
すなわち反転すると、壁(=かごめ)を抜けることができる。

講座に参加していたときは、やはり、ただ知っただけという段階でした。
祓い、
0(ゼロ)、空(くう)の状態、
ただ言葉として知っていただけでした。

この言葉を再読したとき、
自分の中の「悪」だと思っていた部分が、反転した感覚があったのです。
もう10年以上前のできごとで、伏せておきたいマイナスな自分が、今の状況と重なって、まさに反転した感覚がありました。

わたしのなかで、まさか「真ん中」はこれだったのか!と
思い出したような瞬間でした。あっ、業(かごめ)を抜けた!と感じました。
そして、ただの知識を智慧に変えるとは、この「空」の先にあるように感じたのです。
この感じた瞬間の喜びを言葉で表すのは難しいです。あの感覚は何だったんだろう。ただただ過去を詫びて、今ここに在ることへの感謝が沸いてきたのでした。

ここで、ちょっと気持ちを休めます。
後編へ続く。。。



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