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Apollo Twin x – ADATを使ったオーディオインターフェイスの拡張方法

音楽制作を続けていると、マイクやシンセサイザーなどいろんな機材が増えてきますよね。

オーディオインターフェイス「Apollo Twin」をお持ちの方はご存知だと思いますが、インプットが2chしかないので、ステレオのシンセサイザーをひとつ繋いだら終わりです・・・

その2chにアナログミキサーを繋いでインプットを増やすという方法もありますが、PC内で音量のコントロールやミュートができないなどいろいろ不便なことがでてきます。

僕も前は「Mackie 1402」という14chアナログミキサーを使ってインプットを増やしていたのですが、このたび「Focusrite Scarlett OctoPre」という8chのマイクプリを導入しました。

今回はそのレビューと導入方法について、お話しようと思います。

目次

ADATを使ったオーディオインターフェイスの拡張

今回購入したのは、「Focusrite Scarlett OctoPre」というマイクプリです。

これをApollo Twinに繋ぐだけでインプットが8chとアウトプットが8ch増えるので、機材をたくさん使う方は、新しいオーディオインターフェイスを購入するよりも安くI/Oを増設することができます。

PADや48Vファンタム電源などもついて、インプットはマイクイン(XLR)とラインイン(PHONE)の両方に対応、サンプルレートは192kHzまでサポートされています。

Apollo Twinへの接続にはADAT対応ケーブルが必要

ADATとは?
ADATは、アナログ入力を簡単かつ簡単に拡張する方法です。ADATは、安価な光ケーブルを使用して、最大8チャンネルのオーディオを伝送します。OctoPreの「ADAT出力」をオーディオ・インターフェイスの「ADAT入力」に接続し、サンプルレートとクロックソースを設定するだけで、オーディオ・インターフェイスの入出力を拡張することが可能です。ADAT入力は、多くのFocusriteおよびサードパーティのインターフェイスで利用できます。

Apollo TwinとScarlette OctPreを繋ぐには、ADAT(エーダット)に対応したケーブルを購入する必要があります。

電気屋の方には「ADATのケーブル」と言っても伝わらなかったのですが、「オプティカルケーブル」という名前でいろんなメーカーから販売されていました。

ADATケーブルを繋いだらApollo TwinのConsoleで設定するだけ

オプティカルケーブルで両機材を接続したら、Consoleで設定をするだけです。

Console Settingからこれらの設定を済ませましょう。

  • Clock Source→Internal

  • Digital Input→ADAT

クロックソースをScarlette OctPreにすることもできますが、Apollo Twinのままの方が音に張りがあってオススメです。気になる方は、クロックソースをScarlette OctPreにして試してみましょう。

次に、I/O Matrixでチャンネルの設定をします。

1, 2chはApollo Twinのインプットなので、3〜10chにScarlette OctPreのインプットをアサインします。各チャンネルのINPUTSを選択してひとつづつアサインしていきます。

設定を終えてConsoleのホーム画面に戻り、各チャンネルに好きな名前をつけましょう。

まとめ

インプットを手軽に増やすには、アナログミキサーの方が良いかもしれません。

しかしDAWとの連携となると、こういったデジタルで接続できるプリアンプの方が使い勝手も良いのでおすすめです。

似たような製品だとBehringerが「ADA8200」という8chマイクプリを販売していますが、PADやファンタムがなくサンプルレートも48kHzまでしか対応していなかったので購入には踏み切れませんでした。そのような機能が必要ない人は、こちらのADA8200という選択肢もありだと思います。

Scarlette OctPreはこのくらいの性能のマイクプリでは、一番購入しやすい値段の製品です。

ADAT対応のオーディオインターフェイスならApollo Twinでなくても使えますので、インプットを増設したい人にはとてもおすすめです。

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