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脳ボーダーからNOボーダーへ

こちらのイベントに参加させていただきました。
『脳ボーダーからNOボーダーへ』
どんな境界線に苦しんできたのか、そしてその境界線を突破した今、
どんな未来ビジョンを描いているのか。


まずは前者のボーダー(境界線)についてを語っていきました。
私は「障がいと健常」の境界線に苦しんだことをお話させていただきました。


現在10歳の双子は健常と障がい、男の子と女の子です。
一緒に私の元にやってきてくれた命であるのに、障がいがあることで社会との壁を様々なところで経験しました。私の人生の中でも最も大きなショックを味わい、
そして葛藤した数年間でもありましたし、このことをきっかけに、私自身の人生も大きく変わったと思っています。


イベントの中では語りませんでしたが、8年続けた育児ブログも非公開にしてしまってるため、せっかくなのでこちらに詳しく記しておきたいと思います。
(長文になってしまいました^^;)


双子の1人に異常が発見されたのは、妊娠20週でした。
 (赤ちゃんはそれぞれ500gぐらいでした)
エコーを見るドクターの様子が明らかにおかしく、元々勘が鋭い私はすぐ
「何か異常がある」と察知してしまったのです。



3日後に専門医のエコー再検査を受けるよう指示があり受診。
そこで1人の赤ちゃんの脳に水が溜まっている"水頭症"であること、その原因が"脊椎形成が不完全"であることが判明しました。ドクターも只ならぬ雰囲気。慌てているのがわかりました。その日のうちに家族を呼んで説明したいと急いでいる様子。主人と母が病院に到着したのは外来がとっくに終わっている19時以降だったと記憶しています。


なぜ、ドクターがそんなに急いだのかというと、、、
20週というのは死産の選択肢がある。ということ。
でも死産を選択するならば急がなくてはならなかったからです。どういうことかと言うと、妊娠23週までは赤ちゃんの命の権利は親にあるのです。どのような障害なのか、生まれる前に亡くなる可能性や、生まれたとして、予後は一般的にどのような生活になるのか。一気に説明され、頭はすでにパニック状態でした



さらに、その説明を聞いた後に、産むか産まないかを一晩で決めなくてはならなかったのです。死産とはなんなのか。どのように出産するのか、そのあたりの説明を聞いてる時は、すでに恐怖とショックで全身から血の気が引いて、指先まで痺れていくのがわかりましたし、意識が遠のき、海の底まで落ちていくような感覚になっていました。。。


帰り道も、ただただ涙しか出ない。。なぜこうなってしまったのか。
自分の健康管理が悪かったのか、食事のバランスが悪かったのか、仕事をしすぎたのか、、、等々、自分を責めることしかできず、やり場のない悲しみと罪悪感でいっぱいでした。


一晩考えて、産む決断をしたものの、1ヶ月もしないうちに、母子共に症状が悪化してきました。羊水過多症になって入院し、羊水を除去したり、呼吸困難になったり、そんな状態の時に追い打ちをかけるかのように、東日本大震災が訪れます。
もう毎日が悲しみと絶望だった記憶しかありません。

何よりも、望まれない命があること。病気や障害がわかったら死産を選択する人が8割だと言われたことが衝撃でした。23週越えていたら産むしかありませんし、生まれてから発覚する病気もたくさんあります。でも発見が早かった場合には、生まれてこない命が世の中にはそれほど多くあることが何よりショックでした。


障害児を育てるお母さんの中には、健康に生んであげられなかった、、と
自分を責めている人が多いのではないかと思います。



人間とはなんなのか。何のために生まれてくるのか。
そんなことも知らずに人間は人間を産み、育てているのです。障害や病気を悪とし、かわいそうなもの、不便なものとして扱い、当然の権利もないように感じたこともありました。


そして、生まれてからも地獄の日々でした。
私自身が帝王切開で歩くのもままならないうえ、新生児がもう1人いる中、NICUに母乳を届けに通いました。生後1ヶ月もしないうちに大きな手術を2回。
全身管だらけで抱っこもおっぱいもできない、ガラス越しにしか会うことができない我が子を見ては、泣いてばかりでした。



そして、1歳を過ぎてからまた別の問題に直面します。
障害を理由に保育園に入れなかったのです。私は仕事復帰もできないどころか、体調を崩しても休むこともできない育児地獄の日々でした。


みんな違ってみんないい。とか障害は個性だとか言われてるけど
結局、社会は受け入れてくれないんだ。という怒りでいっぱいだったのもこの頃です。区役所のブラックリストに載るんじゃないかと思うほど怒ってました(笑)


そんなことが続くと、さらにネガティブ思考に陥ります
「果たして、、、産むという選択が間違っていたのか、、、
単なる私のエゴだったのか、、、
 もしかすると、生きづらくて本人がものすごく苦労するのではないか。
なんで産んだの?と言われる日が来るのではないか、、、」


そして私は答え探しに明け暮れたのです。
なぜ人間は生まれるのか?何のために生きるのか?
心理学、コーチング、スピリチュアル、次々に学びに行きました。


キャリアも諦め、建てた家も売却を決め、
何もかも失った気持ちでした。一生続く介護と共に私の人生は
どうなるのだろう、、、、


そんな時に出会ったのが、今回一緒にゲスト出演させていただいた
令和哲学者のNoh Jesu先生なのです。
先生に出会い、nTechを学び、、、、全ての謎が解けました
何にもがき苦しみ、これからどう生きれば良いのかが、真っ直ぐに見えました。



先生にどんな言葉をもらい、そして
境界線のない世界を知ってから現在のビジョンまでは、イベントの中で語ってますのでぜひ、アーカイブをご視聴いただきたいと思います。


子育てをしているお母さんは少なくとも、誰もが悩んでいると思います。
健常であっても子育ての悩みは尽きません。
それは、子育ての本質、そもそも人間とは何かがわからないから
子育てがわからなくて当然なのです。


人間とは何か。
人間を知るためには、宇宙自然、歴史文明すべてとつながった教育が必要です。
ジーニマムプロジェクトでは、忙しいお母さんや女性でも気軽に真理を学べるコンテンツとコミュニティを広げていく活動をしています。


最後に、ご一緒した荒牧あきらさんの新刊本とノ先生の本をご紹介させていただきます

心感覚特設サイトはこちら


ぜひ多くの方に知っていただき、個人の変化にとどまらず
社会の変化、世界の変化を共につくっていきたいと思います。

長くなりましたが、お読みいただきありがとうございます。









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