アロハの気持ち

ハワイでもあれよあれよという間にコロナ感染が広まり、外出規制命令が発令されてから1ヶ月が経とうとしています。

それに合わせて私の教えている公立学校も、私立学校の休校措置に少し遅れをとり4月末まで休校になっています。ハワイの学校は5月末までなので、このまま夏休みまで休校という可能性もあります。オンラインクラスに課題をアップロードしたり、オンラインミーティングだったり、教材探し、生徒、保護者との連絡だったり、提出しなくてはいけないレポートがあったりとなんだかんだ忙しい(ここぞとばかりに断捨離、ガーデニング、部屋の大掃除でもできるかと思ったけどそうでもない)。

でも朝に少し余裕ができたので、海に行って「チャント」(お祈り)をしています。(ウォーキング、犬の散歩などは、ソーシャルディスタンスを守っていれば、許可されています。)なので、チャントだけしてすぐ帰ります。少しでもポジティブなエネルギーを、と始めたチャントですが、朝日と海風、山に囲まれてチャントをすることは、自覚はなかったけど今の状況がストレスになっていた私の精神状態をよくしてくれています。

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いつもコナの町をストームやハリケーンから守ってくれるフアラライ。そのフアラライを背後に建つ、豊穣と平和の神ロノを祀るヘイアウ(聖所)。フアラライの奥に見えるマウナロア。

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チャントをしていると時々ご褒美(と私は思っている)があって、イルカの群れが近寄ってきたり、たくさんジャンプをしたり、うっすら出ていた虹がどんどん濃くなってきたりして、ますます感謝です。

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アロハの気持ちを全身で表すハワイの人たちにとって、挨拶のハグやほっぺにキス、家族や友達との集まりができないのはとてもつらいことだけど、外出をさけたり、ハワイ柄の布でマスクを作って病院に寄付したり、学校が再開するまで高校生までの子供には無料で朝ごはんとランチを配布したり、銀行がデリバリー料金を負担してくれたり、ファーマーズマーケットが開けないから地元農家さんの野菜をオンラインで注文できるようにしたり、もっともっとあるけど、いろんなところでみんながんばってます。

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まさしくアロハ!

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【text&photo by Mina from Hawaii Big Island 】

成田水奈 愛知県出身。27歳の時に米国アイオワ州に留学。小学校教員免許を取得後公立小学校で教える。結婚を機に全く興味のなかったハワイ島コナに移住。しかしコナでフラダンスと出会いフラを通してハワイの歴史や文化、自然との関わり方や生き方を学びながら、日系人協会に所属し日系人移民の歴史、功績も学ぶ。離婚後もハワイ島が気に入り引き続き公立中学校で日本語とEL (English Learners)クラスを教える。通訳をきっかけにタマラエネルギーと出会う。自分らしく生きるサポートエネルギーを広めるためアクティベーターとなる。

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