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TOKYOの水辺

私のエアレース好き&MINI好き、そして新幹線好きは、友達の間ではかなり知られていると思うのだけれど、空と陸だけでなく、海・川・・・そう船も好きで、東京に来た頃は水上バスが大好きでよく乗った。子どもが小さかった時も何度となく乗りに行った。かなり偏りがあるのだけれども「乗り物」が好きなのです。

ここ数年は水上バスに縁がなく、この間、橋を渡っていたら、久しぶりに水上バスを見て、慌ててスマホで写真を撮った。それがこのトップの写真。この水上バスには乗ってないんですよ、私。浅草から東京湾をぐるっと回って戻ってくるんですけれど、久しぶりに乗ってみたくなりました。水上バスに乗ると、街を眺める視点が変わる、あれが脳に気持ちいいのです。いつも使っているところとは違う脳のエリアが刺激されるような快感とでもいいましょうか。それを人は「ワクワクする!」っていうのかもな。

船に限って言えば、私は「水辺」が好きなんです。二十歳で東京に来て、一番心が踊ったのは、東西線に乗って通勤していたんですけれど、川を渡る、あのガタゴトした音とともに広がる、幅広の川。あの風景がたまらなく好きでした。特に河岸のアシなのかヨシなのか、植物がサワサワと水に浸かりつつ青々としている夏なんかは、格別に好きでした。どんなに忙しくても、そんな風景と見ていると、リフレッシュされるというか、なんとかなるさ、そう思えたものです。「水に流す」じゃないですけれど、水辺の風景に心洗われていた会社員時代でした。

久しぶりの隅田川沿い。ということで、ちょっと水辺散歩してみました。

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水がたっぷりあるって、身体の隅々まで潤うみたいで、気持ち良くないですか。

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太陽をキラキラ映して、なんだか大きな魚が近づいてきたみたいに見えません?

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デッキを降りていく音も好き。目線が水に近くなって川が大きく感じます。

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ほら、もうそこに水! 小舟が向こうのビルとビルの間の川を上っていきました。

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橋の下をくぐる。こういう大きな構造物、その裏側の仕組みの美しさも好き。

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仕事の合間の、ものの15分ほどの散歩でしたけれど、このたっぷりの水のおかげで、ゆったりとした、、、とでも言いましょうか。

空は広く、川も広く、道はどこまでも続いて、水はたっぷりある。

そういうスケールに安心を得たというか。のびやかな気持ちになったというか。 人間って、こういう「世界との交流」を適切に持つことが必要なんじゃないかな。そうしたらもっと、自分に優しく、人にも優しく、なれるんじゃないかなって、そんなことを思った午後のひと時でした。

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【text by REIKO from Japan】

佐藤礼子 山間地の昔ながらの暮らしが残る環境で高校までを過ごす。高校時代の愛読書は『留学ジャーナル』と『Hi-Fashion』。短大で村田しのぶと出会い、物心両面で彼女と彼女の家族に支えられる。「ここなら合うと思う」と村田が持ってきた会社案内で就職先を決める。そこで宮本ちか子と出会う。彼女はネパールへ。私も結婚・出産を経てフリーランスライターに。その後、人生のサポートになる「タマラ」というエネルギーを知り、その哲学を知り、ライター業と兼務で創始者秘書に。タマラが縁でハワイ島で成田水奈と出会う。その後、宮本ちか子もタマラに参加。そして、約20年ぶりに村田しのぶと再会し、2018年「Beautiful planet」を立ち上げる。

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