客家定食の夜


例えれば昨日の早朝に見たひこうき雲
途切れながらも真っ直ぐに走る美しい線

私の目にはあなたの暮らしが
そんな風に映っています

あなたの人生のこと
まだまだ分からないことばかり
少しずつ教えてくれますか

あなたのことを知るなかで
私のことを知りました

今夜のように笑ってお話する時
ずっと続けばいいと言いながら
こんな夜は二度と訪れないでほしいと
思いました

私が彼の線に触れる時
それは私が真っ直ぐじゃない時

私の震えて歪んだ線
こんなの違うといつでも嘆いている

やっぱり美しいあなたの線
その横顔を覗きこんだりしながら
私は私で前を向けたらいい

穏やかに寄せ打ち
今に解ける寸前の波のような
気の抜けたゆるやかな線を描けますように
あなたも祈ってくれますように

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